:2026:01/19/21:01 ++ [PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
:2008:02/15/09:36 ++ 米ヤフー、追加の人員削減を実施か
Yahooは米国時間2月12日、コスト削減や業績不振となっている事業の削減を目的として推定1000人の従業員を解雇した。同社のコミュニティー戦略アナリストで仮想世界のパイオニアであるRandy Farmer氏やAdvanced Technology部門担当責任者のBradley Horowitz氏などの幹部が退職した。
金融アナリストらの中には、Yahooは1500人以上を解雇しなければ、この人員削減は効果的なコスト削減策にならないという声もある。Yahooが12日以降に合計約2000人近くの人員削減となるレイオフを追加実施するのではないかと従業員の間でうわさとなっている。Yahooの従業員数は12日の人員削減前、世界で1万4300人だった。
匿名のYahoo内部関係者によると、人員削減が実施された場合、追加削減には、中国など他の海外市場ほど業績が好調でない欧州において5%の削減が含まれる可能性があるという。Yahooはそれぞれのオフィスにおける従業員数を明らかにしていないが、同社は先ごろ発表した四半期毎の報告書の中で、同社従業員の半分以上がカリフォルニア州サニーベールにある同社本社以外で働いていると述べている。
誰がどれだけの規模で解雇されるのかに関して、Yahoo内部のマネージャーに対する情報はまったく分かっていない。しかし、Yahooの低迷する状況とMicrosoftによる買収の可能性を考慮に入れれば、従業員の解雇が追加実施される可能性はある。
:2008:02/15/09:34 ++ 米ヤフー、買収提案拒否で株主代表訴訟に直面--News Corp.と提携模索の報道も
Yahooは代替案を模索し続けることになる。事情に詳しい情報筋によると、News Corp.とYahooはMicrosoftからの買収提案に対抗するため、何らかの形で提携することについて話し合いを続けている模様だ。協議の詳細は明らかになっていない。Yahooの広報担当はコメントを拒否している。
Information Weekの記事によると、約1万3600株のYahoo株を保有するミシガン州のWayne County Employee's Retirement Systemは11日、Yahooに対し今回の買収提案について検討するよう命令することを求め、同州の裁判所で訴えを起こした。この訴えは、Yahooの企業価値を過小評価しているとして同社がMicrosoftの買収提案を拒否したことを受けて提起された。
今回の訴訟は、先日同社に対して起こされた集団訴訟に続くものだ。2月第1週、ロサンゼルスのByrne & Nixonとテネシー州ナッシュビルのBarrett, Johnston & Parsleyの2つの法律事務所は、Yahooが2007年、外部に発表することなくMicrosoftの買収提案を拒否したとして同社に対して不服の申し立てを行った。San Francisco Chronicleによると、原告は、Yahooの取締役会が自分たちの高額な報酬を守るために提案を断ったと主張している。
Yahooは、現在係争中であるとしてコメントを拒否している。GoogleもライバルであるYahooへの支援についてコメントするのを拒否している。
:2008:02/14/14:15 ++ 携帯用無料OS、「アンドロイド」登場、グーグルが中心に開発。
NEC、ARM、テキサス・インスツルメンツ(TI)などが試作機を展示した。実際の商品が発売されるのは今年後半になる見込みだ。
アンドロイドは基本ソフト(OS)のほか、ブラウザー(ネット閲覧ソフト)、電子メール、電話帳など携帯電話機に必要なすべてのソフトを備える。基本的に提携先に無償提供する。これまで世界のハイテク・通信企業三十数社と提携した。無償ソフトとなるため、携帯電話機を比較的安く製造できる。
NECが展示したのはアンドロイドを搭載したシステムLSI「M2」。これから携帯電話機メーカーに販売していく方針だ。
:2008:02/14/14:06 ++ 任天堂独走は続くか(上)「持たざる経営」徹底―技術者、「発想」に専念。
「パラダイムシフト(枠組みの変化)とも呼べる市場の大きな変化が起こった」。昨年十月、任天堂が都内で開いた経営方針説明会。岩田聡社長はアナリストら約二百七十人を前にWiiのヒットをこう分析した。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)などのライバルがひたすら高性能を追求するなか、任天堂のWiiはコントローラーを片手に体を動かして楽しむという新しいゲームのあり方を提示。女性やシニア層という新たな顧客の開拓に成功し、〇六年冬の発売以来一年余りの間に世界で二千万台を販売する大ヒットとなった。 自ら巨額の資金を投じてゲーム用半導体を開発・生産してきたソニーとパソコン用基本ソフトの市場を独占し、一流のソフト技術者を大量に抱える米マイクロソフト――。経営資源に事欠かない巨大企業を相手に任天堂が独り勝ちできた大きな理由は「持たざる経営」に徹したことにある。
京都市南区にある任天堂本社。一階のフロアには大小約二十の応接室が配置され、国内外の部品・ソフト会社の担当者がひっきりなしに売り込みに訪れる。任天堂の社員らはそこで最新の部品技術などの情報を収集。次の製品にどんな機能を盛り込めるか、想を練る。
ソニーの「1―50」
社員数は連結で約三千五百人。ソニーのほぼ五十分の一の規模だが、世界中の企業から部品などの要素技術を自由に取り込むことで使える“頭脳”は無限大。自社技術へのこだわりとは無縁の体制の下で千人の技術者らは消費者をどう楽しませるかというアイデアづくりに集中できる。
実際、同社のゲーム機は世界の企業の“寄り合い所帯”だ。Wiiのコントローラーの動きを検知する「三軸加速度センサー」は米アナログ・デバイセズなど、ペンで操作する「DS」のタッチパネルは日本写真印刷が生産。ゲーム機本体の生産は台湾の鴻海精密工業などに委託する。
持たざる経営に徹した結果、社員一人あたりの営業利益は今期で一億三千万円強と世界屈指の高収益会社であるマイクロソフトの約五倍。売上高営業利益率も二三%と、外部資源をテコにする同様の手法で携帯音楽プレーヤー「iPod」などのヒットを生んだアップルの二〇%弱をしのぐ。
現預金一兆円へ
ただ、そんな任天堂が持ちすぎているものもある。一兆円に迫る現預金だ。岩田社長は「取引先に信用力を示す上で現預金は必要」と指摘。事業の実入りが一切なくても利息収入だけで千五百人の本社社員の給与を払い続けられる計算になる資金のゆとりは浮き沈みの激しいゲーム市場での大きな強みともいえるが、株式市場はそんな「安泰」を許しそうにない。
〇六年末に三万円強だった株価は昨年十一月に七万三千二百円まで跳ね上がったものの直近は五万円を下回る。早くも次の「成長」のタネを催促し始めた格好の市場の期待に応えられなければ一兆円近い手元資金を抱える同社は格好の買収の標的にもなりかねない。
社長就任から六年目を迎える岩田体制は「勝者ゆえの悩み」という新たな局面に入りつつある。
:2008:02/14/14:04 ++ 第6部地球企業の条件(3)中小の技術いざ世界へ、日本の三つ星外資が発掘(環境力)
発電に使うのは海水の温度差。水面近くの温海水の熱でアンモニア水を気化して発電タービンを回し、水深八百―千メートルの深海からくみ上げた冷たい海水で再び液体に戻す。化石燃料を使わず、二酸化炭素(CO2)は発生しない。
NASAへ納入
昨年、クウェートの国営石油会社から二十億円の受注が決まった。温度差発電で世界初の大型案件だ。カタールでも商談が進行中。「米プラント大手などが次々と技術提携を打診してくる」(里見社長)
大阪府羽曳野市。従業員二百五十人の鍛造部品メーカー、サムテックの工場では燃料電池車向けに水素タンクの試作が進む。破裂防止へ肉厚を完全に均一にする技術は他社の追随を許さない。国内外の自動車大手から引き合いが相次ぐ。
米航空宇宙局(NASA)への納入実績が技術の高さを裏付ける。宇宙ステーションの姿勢を維持するジェット噴射用タンクに使われ、強度と耐久性は折り紙つき。阪口鉄兵社長は「環境分野に応用し市場を世界に広げる」と意気込む。
温暖化防止技術を競う世界の産業界。優れた技術を蓄積してきた中小企業の輝きが増す。日本から一気に地球企業に飛躍するには二つの条件が必要だ。量産や販路開拓のための手段獲得がその一つ。
リチウムイオン電池の開発ベンチャー、エナックス(東京・文京)。高出力と安全性を両立できる設計技術への評価は高かったが、用途は産業用の大型電源などに限られた。「低コストで量産する技術を求めていた」(小沢和典社長)エナックスに着目したのが、同電池への新規参入を狙う村田製作所だ。エナックスは提携を通じて生産技術を吸収し、ハイブリッド車向け電池の事業化に挑む。
環境関連事業の拡大を急ぐ米ゼネラル・エレクトリック(GE)は日本の“三つ星”中小の技術を求めて全国を行脚する。昨年十月には東京、十一月には岡山市で技術交流会を開いた。新しい成長の種を求める大手企業の取り組みが世界へと中小の背中を押す。
中東から出資打診
中小が国際競争に勝ち抜くもう一つのカギがリスクマネーの活用だ。次世代の省エネ照明向け光源と期待される紫外線発光ダイオード(LED)。世界初の量産に成功したナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市)の大株主には二〇〇一年から米カーライル・グループが名を連ねる。村本宜彦社長は「カーライルの資金と信用力が事業化を支えた」と振り返る。
「可能性を秘めた企業へのリスクマネー提供が我々の役割」(カーライルの朝倉陽保マネージングディレクター)。低燃費車の部品を生産する地方の中小には中東のファンドなどからも出資の打診が来る。現在は点でしかない動きを大きな流れにできるのか。
米ベンチャーキャピタル(VC)が昨年一―九月に環境技術分野に投じた資金は約二千八百億円。三分の一が米国外への投資で、多くが中国やインドなど新興国の環境関連企業に向かう。外資への警戒感が残る日本向けはまだ少ない。
VCの規模が小さく、環境分野の投資専門家も育っていない日本で、世界に活躍の場を求める中小は自ら海外のリスクマネーを取り込む覚悟も必要になる。内向きの経営姿勢に閉じこもっている余裕はない。(環境問題取材班)
【図・写真】試作が進む燃料電池車の水素タンク(大阪府羽曳野市のサムテックの工場)
:2008:02/14/13:48 ++ NTT ドアノブ触るだけで認証 4月にも「人体通信」商用化
子会社のNTTエレクトロニクスがシステムの送受信機を生産、販売を開始する。
オフィス機器メーカーや建設業界と協業することで、入退室管理などのセキュリティー分野での採用を図り、3年後に売上高200億~300億円規模の事業に育てることを目指す。
導入が見込まれる入退室管理システムでは、従来はカードをカードリーダーにかざす必要があったが、新システムでは、カードをポケットやかばんに入れておけば、記録データが人体などの表面を伝わって受信機に送られ、開錠される仕組み。
新システムの実用化に際し、NTTは、送信機が発する電気信号を高効率で人体表面を介して送り、高感度で安定的に受信できる技術を開発した。
電気信号は極めて微弱なため、人体への影響はないという。これまでも体内に微弱な電流を流してデータを送るシステムは開発されていたが、カードを人体にじかに接触させる必要があるなど用途が限られ、普及しなかった。
また、NTTは来春、同様の通信システムを利用したパソコンのLAN(構内情報通信網)接続用データ通信カードを発売する予定。物質表面を流れる電界を使ってデータを送るため、パソコンを机上に置くだけで通信可能となり、無線LANのようなデータ傍受の恐れがなく、煩雑な有線ケーブルも不要になる。
◇
■セキュリティー需要に期待
NTTは、「人体通信」利用の新システムについて、当初、セキュリティー分野での導入を期待している。情報漏洩(ろうえい)防止を目的とした企業需要が一段と拡大するという判断だ。
多くの企業では、部外者が顧客データなどを勝手に持ち出すのを防ぐため、個人認証を受けないと守秘対象の情報を印刷できない仕組みを取り入れ始めている。
新システムを使ったNTTの試作機では、印刷のたびにIDカードをかざす必要はなく一手間かけずに作業を完了でき、情報管理の簡易化にも役立つ。
また、机の引き出しやキャビネットにいちいち鍵を掛けなくても、IDカードを所持している本人が触るだけで開けられるオフィス家具も試作。オフィスの床にカードリーダーを埋めれば、社員のだれがどこにいるかも把握できるという。
将来的には、ビルの入退室管理や駅の改札ゲートの足元にリーダーを埋めることで、通過するだけで簡単に認証できるシステムも普及させたい計画。電子チケットや流通分野で導入が始まっている無線ICタグとともに、一般利用者が通信ネットワークを感じることなく、瞬時に情報をやりとりできる時代が到来しそうだ。
:2008:02/13/11:52 ++ ネット通販運営、支援ソフト発売、ジャストシステム、来月。
ソフト名は「IBMホームページ・ビルダー12ネットショップ開業パック」。簡単な操作で自作のサイトに「買い物かご」の機能や受注管理機能を加えることができる。ソフト利用開始から三カ月間はメールでソフトの使い方について質問もできる。価格は二万六千四十円。
:2008:02/13/11:36 ++ スカパー、宇宙通信を買収、300億円――CS運営、1社に統合へ。
十三日にも発表する。宇宙通信は三菱グループ約三十社が全株を保有し、三菱商事が二八・四%、三菱電機が一八・九%、三菱重工業が一〇・〇%出資している。三菱グループ各社は数%を残して全株をスカパーJSATに譲渡する。
スカパーJSATは二〇〇七年にCS放送のスカイパーフェクト・コミュニケーションズと衛星運営のJSATが経営統合して誕生した。衛星九機を運用、これを利用した多チャンネル放送を主力にするが、個人加入者は三百万人台で伸び悩んでいる。衛星四機を運用する宇宙通信と経営を一体化して衛星運営コストを削減する。
宇宙通信は官公庁や企業向けの衛星通信サービスが主力で〇七年三月期の売上高は約百八十億円、経常利益は約三十億円だったもよう。高速の光回線網普及で競争環境は厳しくなっており、中長期的に単独で生き残るのは難しいと判断した。買収後のスカパーJSATの売上高は単純計算で約千四百億円、経常利益は約百億円に拡大する。
有料の多チャンネル放送の視聴世帯は約一千万世帯。スカパーは放送衛星(BS)会社のWOWOWと競合し、ケーブルテレビ会社とも顧客争奪戦を展開している。スカパーと宇宙通信は衛星、ケーブル、通信の垣根を越えた競争をにらみ、CS運営会社同士で組む。
:2008:02/13/11:33 ++ 【正論】米大統領選挙 英コラムニスト ジェフリー・スミス
■民主長期化は共和マケインに有利
≪前大統領のオバマ批判≫
約30年前、ある米国のベテラン民主党政治家が、上院議員のエドワード・ケネディ氏は大衆の前で兄のケネディ大統領やロバート・ケネディ上院議員をはるかに上回る演説ができるが、絶対に大統領にはならない、と述べていた。この時すでに兄2人は暗殺されており、残された弟もホワイトハウスへの道を探っていると誰もが思っていた。しかしこの人物は、ケネディ氏は心の底では大統領としての毎日の重圧や責任を望んでいないと確信していた。
この分析は正しかった。大統領の座を一度狙って失敗した後、立派な上院議員として尊敬を得、ケネディ一族の長とみなされるようになった。それだけに先々週ケネディ氏がバラク・オバマ氏への支持を表明したのは、今回の大統領選挙ばかりでなく、米政治史上の大きな節目となる可能性がある。ケネディ氏がアメリカの政治理想主義のともし火をオバマ氏に渡そうとするのにケネディ一族のすべてが賛同したのではない。しかしケネディ氏は選挙の性質を変えうる修辞力や人格を有す。
何をどのくらい変えられるのであろうか。スーパーチューズデーでヒラリー・クリントン氏が民主党の最有力候補者であることが確認されると思われた。知名度は抜群、前大統領の夫の積極的な支援、ホワイトハウスでの8年間に政策にもかかわったことから蓄積した経験、黒人社会との間に築いた絆(きずな)があり、そして仕事熱心な上院議員として尊敬も得ている。ところが、こうした資産の一部を、クリントン前大統領の選挙戦への熱が溶かしてしまった。オバマ氏へのあまりにも遠慮のない攻撃がケネディ氏をオバマ氏支持表明に追い込んだといわれる。
≪民主は消耗戦の様相≫
オバマ氏もケネディ氏も現状打破を強調していることから、クリントン氏がホワイトハウスでの経験を強調するのは逆効果となるだろう。さらに黒人層の中で築き上げた支持は、黒人が競争相手となってはあまり効果がない。
ケネディ氏はオバマ氏にオーラを授けたが、この結果民主党の予備選はますます白熱することになった。共和党もまだ最終決定ではないが、ミット・ロムニー氏が撤退し、ジョン・マケイン氏が候補になるのはほぼまちがいない。
突然11月の選挙に向けての可能性の均衡が崩れた。ケネディ氏のスピーチの前にはクリントン氏はスーパーチューズデーでオバマ氏をはるかに凌(しの)ぐ位置につけ、その後短時間で民主党の候補に決まると思われた。そうすれば党内の戦いがもたらした傷を癒やすこともでき、共和党候補との戦いに集中できた。
ケネディ氏の介入は、クリントン氏を絶対的な勝利に導くことを止めたかもしれないが、オバマ氏が共和党との戦いに備えられるほど早くには指名が得られないという矛盾を含んでいる。民主党の予備選は候補者を決定しないまま何カ月も続く可能性がある。その間に資金は冷えあがり、共和党候補との戦いに備えることもままならないことになるかもしれない。ブッシュ大統領のあまりの不人気、またイラク戦争が最近まで情勢が悪かったことから勝ち目のなかった共和党に生命維持装置を与えたかもしれない。それが生かせるのも立派な候補者がいてのことである。
≪気骨の人マケイン≫
クリントン、オバマ、マケイン3氏ともに秀でた素質をもっている。クリントン氏は経験豊かで飛びぬけた意志の力と粘り強さがある。オバマ氏は誠に雄弁で最初の黒人大統領をめぐる選挙は大きな節目となるばかりでなく、アメリカにとって一つの大きな挑戦であることも認識している。彼はこの機会を使って国内の融和を図るだろう。
マケイン氏は気骨の人である。何年も前にベトナムで捕虜となったときにそれが明らかになったが、政治家としても独自の考えや判断をすることを証明してきた。イラク戦争に最初から賛同したばかりでなく、その後の占領政策を批判し続けてきた。拷問ばかりでなく米軍が尋問に用いる手段の中の拷問に近いものに反対し続けてきた。自党の政府の政策に反対するのは意欲的な政治家にとっては厳しいリトマス試験紙である。マケイン氏がイラクへの増派作戦を熱心に推奨しなければ、この戦略が遂行されていたかどうか分からない。
ケネディ氏はそれを意図したわけではないが、オバマ氏支持がマケイン氏のホワイトハウスへの歩みを後押ししてもそう逆説的でないのかもしれない。2人はそれぞれ、これまでにも批判覚悟で協力した実績のある信念の政治家なのである。
:2008:02/07/10:05 ++ 「組み込みソフト」講座盛況、福岡県が追加開催、地元企業、事業改革急ぐ。
パソコン向けや企業の会計処理などに使う業務ソフト開発が主力だった地場企業の従業員に組み込みソフトの開発技術を教え込む。講座は県の半導体業界振興策の実行組織、福岡先端システムLSI開発拠点推進会議(福岡市)が実施。講座を開設して以来、受講申し込みが殺到し、このほど急きょ追加講座の開催を決定。受講者の延べ人数はすでに約五百人と、当初の計画を三百五十人程度上回っている。
組み込みソフトは家電や自動車などの開発段階から設計することが多く、製品の品質や機能の決め手となることもある。「入門」「基本」「上級」と三段階に分けた講座をすべて受講すると、車載用組み込みソフトなどを開発する能力が身に付くという。
北部九州ではトヨタ自動車やデンソー、アイシン精機のソフト開発子会社が福岡に事業所を開設するなど、車載用を中心に組み込みソフト関連の企業立地が相次いでいる。(西部
:2008:02/07/09:58 ++ ナムコ2割、セガ110店閉鎖、ゲームセンター逆風、Wiiや原油高に押され
バンダイナムコが同日発表した二〇〇七年四―十二月期の連結業績は営業利益が前年同期比二〇%減の二百五十七億円。昨年末商戦で玩具事業が苦戦、ゲーム事業の利益率悪化も響いた。売上高は二%増の三千三百五十六億円。〇八年三月通期見通しも増益から一転して減益に修正。営業利益予想は四百五十億円から前期比一九%減の三百四十億円に下げた。ゲーム施設閉鎖に伴い二十億円の特別損失を計上、純利益予想も三二%減の百六十五億円に下げた。
カプコンも同日、来年度の出店を今年度(九店)の半分程度に抑えると発表した。
ゲームセンター不振の最大要因とみられるのが任天堂「Wii」の爆発的ヒット。大画面テレビも普及し、家庭でもゲーム施設のような臨場感を味わえるようになった。ネットや携帯電話など若者の娯楽も多様化。原油高も影響しているようで、特に車の利用者が多い郊外店の不振が目立つ。
:2008:02/07/09:44 ++ 【正論】青山学院大学教授・袴田茂樹 国家のタガがはずれた日本
≪無造作に扱われる情報≫
昨年は、最新鋭のイージス艦の機密情報が、自衛官たちによってあきれるほど無造作に扱われ流出していたと報道された。この報道にふれたとき感じたことは、これでは欧米諸国が、安全保障や外交に関して日本をまともな国家、あるいは対等な国として扱うはずがない、ということである。早速米国はわが国に対して強い懸念を表明し、最新鋭の戦闘機の日本への売却を見合わせた。
今年になると、ロシア大使館員が、わが国の情報中枢であるはずの内閣情報調査室の職員を平成10年以来数十回にわたって食事に誘い現金を渡して非公開の情報を得ていた、と報じられた。国際的に見ると、ロシア大使館員が行ったことはお見事とさえ言える情報活動で、国家のタガが外れているのは日本の側である。
グローバル化の時代といわれる今日、環境問題や経済活動だけでなくテロ活動なども国家の枠を超えて生じ、超国家的な対応が迫られている。しかしそれでも、世界の基本的な秩序は主権国家間の関係により辛うじて保たれているというのが現実だ。多国籍企業が存在しうるのも、その秩序のおかげである。
国民国家とか主権といった事柄がすでに過去のものだというのは大きな間違いである。国際秩序の維持および国家の主権を守るということがどれだけの犠牲を伴う真剣勝負の事柄か、今の多くの日本人はリアルに認識できないのではないか。
≪あまりにも軽い処置≫
私はソ連時代にモスクワに数年間住んでいたので、日本人とは対照的なロシア人の心理を知っている。ソ連では、軍事や内政の中枢に関する機密を漏らしたり外国人に売ったりした場合、極刑を含む厳罰に処せられた。わが国では、先に述べた事件の関係者への処分が報じられたが、ロシア人からみると、まるで微罪扱いに見えるだろう。
共産主義のソ連は秘密主義の独裁国家であり、日本は開かれた民主主義国なので、このような違いが生まれるのだ、と思ったら誤解である。ソ連ほどではないにしても、欧米の民主主義国でも、情報や国家機密に対する真剣さは日本とは比べものにならない。例えば、米国とドイツは、同盟国でありNATO(北大西洋条約機構)で軍事協力もしている。
この両国間でも、ドイツが米国から極秘情報を得るのは、自らが与える極秘情報の見返りとしてである(熊谷徹著『顔のない男』)。最近インテリジェンス(情報)活動論が盛んになり、この面では、日本こそが特殊な国だということがようやく常識になりつつある。
ただ、この問題をインテリジェンス活動の問題としてのみ扱うと、ことの本質を矮小(わいしょう)化することになる。私は、インテリジェンス活動に関する日本の特殊性の背後には、もっと深い問題が潜んでいるように思われる。それは、国家主権というものに対する日本人の無関心と認識の甘さである。昨年参議院選挙で自民党が大敗し、結局安倍首相は辞任した。
安倍首相は、国家戦略とか安全保障に関して、まともな座標軸を有している指導者だと私は評価していた。しかし、マスコミからは、国民の生活に目が向いていないとか、「目線が高すぎる」として厳しい批判にさらされた。つまり、指導者はもっと国民生活に密着した政策を重視せよ、という批判である。安倍氏も首相になって以後、「気配り」が過ぎて迫力を失った。
≪明確な主張・戦略とは≫
昨年秋にモスクワで、長年対日政策にかかわってきたロシア政府関係者と個人的に話をする機会があった。その人物は、安倍首相の辞任を非常に残念がっていた。彼は「安倍は国家戦略に対して明確な信念を有していたので、ロシアとしても本気で対応できた。しかし、彼が日本のマスコミにいじめられて辞任し、たいへん残念だ」と述べた。
平和条約問題などでロシアが本気で対日交渉に臨むとすれば、それは主権国家として明確な主張と戦略を有している日本に対してのみである。今年も北方領土の日を迎えたが、残念ながら、国民や政治家のこの問題に対する関心は低い。北方領土の主権回復の問題は、単に北海道や地元・根室の地域問題、漁業問題、あるいは元住民の人権問題ではない。それは主権という国家存立の根幹にかかわる、そして国の品格や尊厳にかかわる問題である。
しかしマスコミや多くの政治家、官僚が、それらを深く認識しているとは到底思えないし、大部分の国民も無関心である。前述の国家としてタガの外れたような諸事件が生じるのも、私には偶然のこととは思えないのだ。(はかまだ しげき)
:2008:02/06/11:32 ++ 日立、営業利益2.5倍、テレビ不振、子会社補う。
これに伴い、薄型テレビ事業のテコ入れ策も発表した。国内外で販売チャネルの統廃合や人員再配置、在庫品処分などを進め、〇八年一―三月期に三百億円の営業費用を計上する。〇八年三月期の業績予想も修正。営業利益は、子会社の好調でテレビ事業の費用増加分を吸収して従来より百億円多い三千億円、逆に純利益は同三百億円少ない百億円の見込みだ。
三洋は営業利益が五百億円と六二%増えた。国内外の伸びでデジタルカメラの出荷台数が過去最高となったほか、太陽電池も好調を維持。白物家電などの赤字を補った。〇八年三月期の営業利益を前期比一一%増の五百五十億円と直近予想から五十億円上方修正した。
:2008:02/06/11:17 ++ 【正論】尚美学園大学客員教授・丸尾直美 モノづくりにこだわり過ぎた
≪日米経済逆転の原因≫
「ナンバーワン」といわれるほどの経済繁栄を謳歌(おうか)した日本は1990年代にバブル経済崩壊と長い経済停滞で、1人当たりGDP(国内総生産)も世界の十数位に転落した。この没落から立ち上がりかけた矢先、アメリカの住宅ローンの不良債権問題で、日本の株価も急落し、一層の地位低下が懸念される。
もっとも今回の経済混乱は資産型であり、不良債権を抱える金融機関や企業に民間と政府が資金を投入することが、危機克服策になる。この点を了解している各国が問題会社に大量に資金を投入して不安の連鎖反応を阻止すれば、深刻な世界経済危機にはならないはずだ。
ところが今回の日本の狼狽(ろうばい)ぶりは「アメリカが風邪をひけば日本は肺炎になる」というかつての言葉を思い起こさせる。80年代の自信過剰気味だった日本がなぜこんなに弱気になり、経済的地位を低落させたのか。
まず80年代から90年代にかけての日本と欧米の地位逆転がなぜ起こったかを考えてみよう。日本経済が世界で注目されたころには信頼と協力を重視する日本的経営と労使関係は、日本経済成功の原因の一つとして注目された。
日本の金融機関は資産額で、世界の金融機関の上位を独占するほどにまで発展したが、銀行破産のリスクを避ける護送船団方式も長所と考えられた。いずれも市場競争にはなじまない方式による優位だった。
こうした優位が80年代末に逆転した一つのきっかけは、市場競争を公正にという大義名分のもとで行われた国際金融市場競争のルール変更と護送船団の解体だった。金融市場情報の先駆国と金融IT(情報技術)で遅れていた国との国際金融市場による平等な条件での競争は敗北を意味した。しかし、市場ルールへの対応に遅れた日本にも責任があった。
≪日本の長所を生かせ≫
小泉内閣はこの点を自覚し、日本経済の遅れていた市場化・国際化に力を入れてある程度、成功した。しかし、市場化・国際化を進めるだけでは、かつての日本の優位は戻らない。
再逆転のためには、日本やアジアの急成長で自国の地位が低落したとき、自国の長所を生かし、相手の弱点を突く国家経済戦略をとったアメリカを見習うべきだ。アメリカの戦略は膨大な軍事予算にも助けられて発達したITを生かすことと、金融を市場経済になじんできた国に有利にすることだった。英語とドルをグローバル・スタンダード(世界標準)にして計り知れない利益を得たアメリカは、金融取引や企業会計などもアメリカの基準を世界基準にする経済戦略にも成功した。
日本も現在の経済的立場を再逆転するためには日本の長所を生かす国家経済戦略を持つべきだ。モノづくりと輸出にこだわると、世界経済で後れをとることになる。世界の経済を動かしているのは今や金融資産である。日本でも資産価値の所得に対する比重は1970年代の数倍あり、資産大国だが、日本はその資産を活用していない。
1兆ドル近い外貨準備、205兆円の年金積立金、1500兆円台の個人金融資産などを活用すると同時に、海外などから資産を流入させることが経済活性化の道である。
生物化学、ナノ技術を生かす産業、バイオ、風力などの再生エネルギー産業など日本の優れた技術を生かす産業を育成し、環境基準の世界標準化などをアメリカに要請してもよい。
≪円高を有利につかえ≫
おごっていた80年代の日本とは逆に、今の日本は自信を喪失している。アメリカの景気に陰りが見え円高になると、日本の株価が下がる。
しかし、日本経済の飛躍が始まった1985年のプラザ合意のときを思い出したい。プラザ合意後、ドルの円レートは235円から1年後には120円台という円高になった。アメリカの経済は困難に直面し円高になったが、日本の経済は後退せず繁栄を加速する結果に連なった。
円高になりアメリカの景気が後退したら今度は日本が繁栄すればよい。円高で輸出が10%減っても、直接にはGDPを7兆円減らすだけだが、500兆余の投資ファンドを持っていれば10%の円高で50兆円資産が増え、海外資産をそれだけ余分に買える。大きな海外投資ファンドを持つ欧米が自国通貨高を歓迎するのに、日本が円高を嘆くのはなぜか。
円高、アメリカの景気後退のときに飛躍した80年代の日本を想起し、悲観的にならず、むしろチャンス到来と考えるような国家経済戦略を日本も持つべきである。(まるお なおみ)
:2008:02/05/11:28 ++ ヤフー・ソフトバンク株ストップ高、“グーグル包囲網”で思惑
日本のヤフーはソフトバンクと米ヤフーの共同出資で設立。現在、日本のヤフーはソフトバンクが四一・〇九%を出資して連結子会社にしている。米ヤフーの出資は約三三・四二%とソフトバンクに次ぐ。MSが米ヤフーを買収すると、日本のヤフーの議決権の三分の一を手にすることになるが、国内では経営体制の枠組みで大きな変化が起きる可能性は今のところ少なそうだ。
世界のネット検索市場では、グーグルが六割強のシェアを確保、ヤフーは約一三%と大きく水をあけられている。ただ、日本市場では立場が逆。検索では日本のヤフーがグーグルを上回っており、オークションなどのネットサービスでも圧倒的な地位を占める。
一日の記者会見でMSのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は、日本のヤフーやソフトバンクなどとの関係について「現状の関係を理解し、基本的には変えない」と話した。
MSのビル・ゲイツ会長とソフトバンクの孫正義社長は旧知の間柄でもあり、「日本のヤフーの意思決定体制は変えないほうが得策」とMSは判断していると見られる。
ただ、買収が成功すれば、国内事業でMS、ヤフー、ソフトバンクの三社の連携によるグーグル包囲網の動きが強まることになりそうだ。米調査会社のコムスコアによれば、昨年七月時点の国内検索シェア(検索回数ベース)でヤフーは前年同月比一八・六ポイント減の四七・四%。一方、グーグルは七・二ポイント増の三五%と猛追している。追い上げるグーグルに対抗するためMSのポータル(玄関)サイトなどと連携を模索する可能性は高い。
成長市場の携帯電話分野でも日本のヤフーはソフトバンクと組んで事業を展開。MSは携帯向け基本ソフト(OS)を核に事業を進めている。独自OSの開発やNTTドコモなどとの提携で同分野に本格参入を目指すグーグルへの対抗軸を打ち出す素地はある。
ただ、三社の連携が生み出す相乗効果は未知数。特にヤフーとマイクロソフトの社風には大きな隔たりがあるとの見方が強く、ヤフーの現場にはMSの介入を喜ばない雰囲気もあるという。「ソフトバンクが筆頭株主であるうちは安泰」(ヤフーの社員)との声も上がる。
三日にはMSによる米ヤフーの買収阻止にグーグルが名乗りを上げた。ネットの覇権を狙う争いが今後どう動いても、国内のネット業界に少なからぬ影響を与えることは間違いない。
:2008:02/04/09:36 ++ 主役なき世界、どう導くか―ダボスから洞爺湖へ(核心)
ダボス会議ではっきりしたのはグローバル危機の打開に主役が不在であるという現実だ。政権末期で景気後退寸前の米国に指導力は感じられず、欧州も危機の波及に身を縮める。成長する新興国も足を取られている。国際機関も機能しない。そんな主役なき世界をどう導くか。主要国首脳会議(洞爺湖サミット)議長国として危機打開への先導役を担う日本の責任は重い。
ピアノの腕前はプロはだしとされるライス米国務長官は会議の主催者から「米国がピアニストで他の世界はオーケストラだ」と持ち上げられたが、とてもソリストとはいえなかった。米国発の金融危機のさなかに「米国経済はグローバル経済のエンジンであり、グローバル経済の力強さに確信をもつべきだ」という楽観論はうつろに響いた。
ダボス会議を支配していたのは単なる悲観論ではない。今そこにあるサブプライム危機だった。米国がリセッション(景気後退)に陥るかスローダウン(景気減速)にとどまるかが論議の焦点だった。米欧が落ち込んでも中印など新興国は成長を持続するというデカップリング(非連動)論は影を潜め「少なくとも世界同時スローダウンになる」(伊藤隆敏東大教授)というのが共通認識だった。
問題は金融危機への対応である。米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げにもかかわらず「中央銀行は経済のガバナンスで制御がきかなくなった」(ジョセフ・スティグリッツ・コロンビア大教授)という中銀批判は受けがよかった。
国際協調のあり方も問われた。ジョージ・ソロス氏は「新たなグローバル・シェリフが必要だ」と訴え、ブラウン英首相は「世界に早期警戒を発動する仕組みがいる」と強調した。
国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は昼食の席で「国際決済銀行(BIS)や経済協力開発機構(OECD)などとの連携や多角的なサーベイランスが必要になる」と指摘した。しかし金融危機を見逃し、米欧にも注文できないでいるブレトンウッズ機関の限界も示した。
そんななかで脚光を浴びたのは産油国、アジア、ロシアなどの「政府系ファンド」だ。一部は米欧銀に出資し「国際公的資金」の役割を果たしている。危機打開に救世主になる一方で、巨額の国家マネーの影響力拡大に警戒心もある。
規制強化論に反対する政府系ファンドに対してサマーズ元米財務長官は「投機を避け、投資決定に政治を排するなど行動綱領を設けるべきだ」と提案した。
米欧の金融機関は政府系ファンドにどこまで依存するかがいずれ問われるはずだ。財政刺激と金融緩和という伝統的マクロ政策にも限界がある。公的資金注入は避けられなくなるだろう。「その通りだが、実行は難しい」とスティーブン・ローチ氏はいう。
サブプライム危機にかくれてはいたが、ゴア元米副大統領の存在感は大きかった。早朝の会合で「環境危機は最も悲観的な予想より急速に広がっている」と訴え、目を覚まさせた。「温暖化危機を解決する単純な方法は炭素に値段をつけることだ」と排出権取引のすすめも説いた。
もっとも、ポスト京都議定書をめぐる夕食会では、排出権取引などをめぐって日本人参加者の間で意見対立が目立った。「日本人はコンセンサスを重んじるが、意見がずれることもある」と川口順子元外相がまとめて、笑いをさそった。
ダボス会議に、福田康夫首相が参加した意味は大きい。ポスト京都議定書の枠組みで国別の総量目標を掲げて排出削減に取り組むことを表明したのは、サミット議長国として姿勢を示すものだ。しかし、これで日本が温暖化防止を先導できるとみた会議参加者は少ないだろう。
とくにブレア前英首相に七月の洞爺湖サミットに向けた温暖化防止の戦略を問われると、「参加国の意向を聞いて」などと述べたのはいただけなかった。
温暖化防止には日本イニシアチブを具体的に提案したうえで、各国との協議にあたるのが筋道である。省エネ、新エネ技術などイノベーションを柱に据えるとともに、排出権取引を導入する。新興国への支援を惜しまない。京都議定書を超える中期、長期の総量数値目標を自ら設定し国別目標導入の呼び水にする。
金融危機では、日本の苦い教訓を踏まえ、公的資金の早期注入を決断するよう米当局に忠告する。
グローバル社会で日本の存在感はたしかに小さくなっている。かつて「日米欧三極」といっていた米ピーターソン研究所のフレッド・バーグステン所長は「米、ユーロ圏、中国の三極時代」と表現を変えた。しかし「忘れられた日本」などと自嘲(じちょう)している場合ではない。
ダボスで浮かび上がった課題に洞爺湖に向けてどう取り組んでいくか。グローバル危機防止に日本の構想力、指導力が試される。
:2008:02/04/09:20 ++ 【正論】「教育改革」はどこへ 首都大学東京学長・西澤潤一
■南原・丸山流の「理想論」を脱せよ
≪責任者の驚きの発言≫
伊吹文明前文部科学大臣や山崎正和・中教審会長が昨年、相次いで「歴史教育は学校では要らない」とか「道徳教育は教科にはしない」といった発言をし、現在の狂った社会や家庭を生じた戦後教育を改めるために努力を続けてきた人たちを仰天させたことは記憶に新しい。
その直後本欄にも市村真一先生(京都大学名誉教授)の反論が出て少々安堵(あんど)したものの、今時になっても、このような基本的な、しかも教育の最高責任者ともいうべき方々から対照的意見が出されたことに一驚した。
戦後の教育改革はあまりに急激であったこともあり、難点が出てきた。何よりも大きかったのは国家家族主義から家族主義、さらには利個主義にわたる、「全」から「個」への移動が急激に行われたことである。
戦前の徴兵制はほかの国々でもみられ、特に日本だけということはなかったが、軍国主義が強烈だった。しかしそれが廃止されると一気に、自国の防衛すら米国任せ、ついには隣国から夜間上陸したやからに国民が拉致されるに至っても、国は何もしようとしない。
国民の大多数はわが身が可愛(かわい)くて危険を冒さず、被害者の家族が立ち上がるまで何もしないという、世界で最も公的な束縛が弱く、それでいて個の主張の強い国になっていた。
戦後の日本人は低賃金にもかかわらずよく働いた。その結果、高い経済水準が生み出されたが、かつて働くことが好きといわれた国民は、すっかり遊び好きになってしまった。当時は考えられなかった栄養過剰による健康障害者が続出しているというから、驚きである。
≪過去を反省し暴走を防ぐ≫
社会の進歩を拒否することは許されない。しかし、周到な配慮を欠いた「進歩」は進歩を拒否するよりも恐ろしい被害をもたらすことがある。「昔」をよく反省、検討して暴走を予防しなければならない。
戦後の教育改革のリーダー役をつとめたのは南原繁先生といってよかろうが、曲学阿世と批判されたことでも知られているように、日本の教育は大幅に米国型教育に移行した。天野貞祐先生らの日本文化を残そうという努力もむなしかった。
最も激しいのは教科科目であった。当時、東大総長の南原先生はキリスト教徒だったこともあって、美濃部亮吉先生や丸山真男先生らと共に人格者としても知られ、率先して改革を実行した。家庭でキリスト教徳育がほどこされた先生方の家庭では改めて学校での日本式徳育の必要もなかったのであろう。
しかし、それのない一般家庭では信念を失って、徳育はもっぱら学校に任すと考えることになった。さらにこうした教育で社会人になった父兄母姉が教育者側に立つようになるや、学力低下、犯罪が急速に社会に広がり、ひいては国力の低下まで心配される事態となった。
このまま推移すれば、この傾向はいっそう強まり、拡散して社会崩壊をもたらす懸念すら生まれている。
≪「自分のもの」なくては…≫
このような事態を招来したのが人格者である南原先生の教育改革である。かつて東大・安田講堂で警官隊に火炎瓶を投げていた学生らが籠城(ろうじょう)しながら、南原先生の後継者と目された丸山氏の哲学を読んでいたという記事が新聞に掲載されていたのを、いまさらながら思いだす。
両哲学とも、人類愛にあふれ、それが若者の心を打ったのだと考えたが、年老いてなお、熱い情熱と共にロマンとして胸に抱きつづけている人も少なくないだろう。しかし、今日でも闘争回避の思想が、現実面で領土問題の解決を妨げたり、拉致問題の解決に打つ手なしといった事態を招いている要因となっていることが少なくない。
ロシアのイワンの馬鹿は美談であるが現実ではない。他人事に理想論を振り回し、自己の問題になるまで考えを変えないということこそ、人類愛に悖(もと)ることを忘れてはならない。広げれば、理想論を守りつづければ自分自身の生命と生活の保障すら放擲(ほうてき)しなければならないことを覚悟すべきである。
野中広務先生(元衆院議員)は「今の日本人には自分のものがない」といっておられた。自分の信念や考え方だろうが、どんな状況になっても、自分の信念を曲げない強さと共に、自分の考えを通し得るだけの対応の広さがなければならない。
このためには、きれいごとだけをつないで、自分の哲学としているだけでは足りない。より練り上げて適用を練習しておく必要がある。日本人が、ものをうのみにして、考えない教育を実施してきた弊害がいま現れている。(にしざわ じゅんいち)
:2008:02/04/09:11 ++ 塗り変わるか、検索の業界地図--マイクロソフトがヤフーに買収提案
声明によると、Yahooの株主たちは、現金かMicrosoftの株式を受け取ることができるという。
Microsoftは株価低迷に悩まされてきたYahooの株主たちに、1月31日の終値19.18ドルに62%のプレミアムを加えた、1株あたり31ドルを提案している。
MicrosoftがYahoo買収を狙っているとの噂は何年も前から流れていた。今回の動きからは2つのことが明らかになった。まず1つ目は、さまざまな批判はあるものの、Yahooの資産はまだまだ有望と見られていること。そして、2つ目は、Microsoftが検索分野に本気で取り組もうとしていることだ。Microsoftは1年前にもYahooに買収話を持ちかけているが、今になっていっそうYahooに魅力を感じているようだ。
Microsoftは、検索市場でGoogleに追いつこうと思ったら、大胆な行動に出る必要があることをよく心得ているはずだ。Microsoftは2007年にaQuantiveの買収を発表しているが、このことからも、最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏が少しだけ、OracleのCEOであるLarry Ellison氏のようなものの考え方をすることが分かる。2007年10月、Ballmer氏はMicrosoftがGoogleを打ち負かすことになると述べていた。
Microsoftは、この戦いはスケールの問題としている。
Ballmer氏は次のように述べている。
「われわれはYahooを高く評価している。一緒になれば、オンラインサービス市場でより有利なポジションにつけ、消費者やパブリッシャー、広告主にますます魅力的なソリューションを提供できる。この組み合わせより、それぞれの株主にはより大きな価値を、顧客と業界パートナーにはより良い選択とイノベーションを届けることができるだろうと信じている」
MicrosoftのチーフソフトウェアアーキテクトRay Ozzie氏は次のように述べている。
「われわれの生活、われわれのビジネス、さらに、われわれの社会でさえもウェブにより次第に変化しつつある。そして、Yahooは、人を引きつける高いスケールのサービスとインフラを構築することで、パイオニア的役割を演じてきた。この2つの素晴らしいチームの組み合わせにより、われわれは、単独では成し遂げなかったであろう広範囲にわたる新しい体験を顧客に与えることができるようになるだろう」
確かに、MicrosoftとYahooが合併することで得られる資産の組み合わせは、多少なりともショッキングではある。MSN、Yahoo、Flickr、Zimbra、そして、他にもある多くの資産が一つ屋根の下に存在することになる。だが、大きな質問もある。Microsoftは、それらすべてを管理できるのか?
主な疑問には次のようなものがある。Zimbraは未来の「Office Live」になるのか?製品、広告システム、検索アルゴリズムなどの合理化はどうなのか?広告市場はどうなのか?クラウドコンピューティング製品は?重複は大きい。
結局は、これら頭痛の種は価値あるものかもしれない。もちろん、会社間に若干の重複はあるだろう。しかしMicrosoftは、Sue Decker氏のようなYahooのマネージャー陣や研究チームを手に入れるだろう。Microsoftは、R&Dとイノベーションを2つの大きなセールスポイントとしてうたっている。加えて、2大ウェブ企業は合併により多くのコストを削減できる。Microsoftは、10億ドルの節減を見積もっている。YahooのCEOのJerry Yang氏は、株主利益という名目で提案を考慮する必要がでてくる。短気なウォールストリートを考えた場合、Yang氏が仕事で成長し、Yahoo株が31ドルに戻るのを待とうとしないことは明確だ。
合併後の企業は次の分野に目標を定めることができる、とMicrosoftは述べている。
- クリティカルマスに達したオーディエンスや、広告主に対する価値向上によってドライブされる規模の経済
- イノベーションを加速するためのエンジニアリング関係の人材統合
- 冗長なコスト削減による経営効率
- ビデオとモバイルなどの新しいユーザー体験をイノベートする能力
Microsoftは、人材引き止め計画を用意することを付け加え、Yahooの統合ではプロセスと計画を適用する。差し当たり、Yahoo規模の企業を統合した経験がMicrosoftにないことは忘れておこう。
買収は、2008年後半の完了を予定しているという。しかし、いつもの欧州連合の抵抗と米国の認可があるのではと思っている。
MicrosoftがYahooに送付した書簡は、Microsoftの声明で読むことができる。現実的に見て、Yahooがノーと言う方法を見ることは難しい。
:2008:02/01/10:13 ++ 中国製ギョーザ中毒と企業・行政の責任(社説)
中毒が表面化してから一夜明けた三十一日、政府は緊急関係閣僚会議を開き、被害拡大防止などを確認した。高村正彦外相は外務省で中国の何亜非外務次官補に原因究明と再発防止を要請した。一連の対応は当然だが、関係閣僚は前日に集まるくらいの緊急性があったのではないか。
今回の事態は千葉、兵庫両県で昨年十二月以降、中国製冷凍ギョーザを食べた計十人が吐き気や下痢などの中毒症状を訴えていたことが分かって発覚した。最初の被害発生から公表まで約一カ月もかかった。
輸入販売した日本たばこ産業(JT)の子会社ジェイティフーズ、コープ市川店などや関係省庁・機関の情報伝達が不十分だった。舛添要一厚生労働相は三十一日の参院予算委員会で「もっと早く情報が上がっていれば指示ができたかもしれない。経過を検証し、制度や法的枠組みに不備があれば改善、是正したい」と答弁したが、今回は行政の対応も怠慢だったと言わざるを得ない。
JT子会社や日本生活協同組合連合会の対応にも首をかしげる。残留農薬など中国の食の安全性が指摘されているのに、中毒症状を発症した被害者からの苦情に「『ひどいにおいがする』との内容だったため、においの検査しかしなかった」と述べるなど食品を扱う自覚に欠ける。
日本では輸入食品は検疫所で抜き取り調査し、食品衛生法に違反していれば検査命令を出す。安全が確認されなければ輸入させない。だが、多くの原材料を使う冷凍加工品の残留農薬までは検査できていない。
加工品の検疫所での水際チェック体制を再点検してほしい。輸入販売する企業も品質管理に万全を期さなければならない。中国からの輸入食品は商社が仲介するケースが多い。今回もJT子会社は商社の双日食料(東京)を通じて輸入した。輸入企業や商社は生産委託する現場の工場まで目を光らせる必要がある。
「段ボール入り肉まん」騒動はやらせだったとされたものの、冷凍ギョーザ中毒で中国の国際的イメージは一段と悪化しかねない。信頼回復のためにも中国当局は製造元の天洋食品(河北省)の調査も含め原因を究明し、再発を防止すべきだ。
:2008:02/01/10:08 ++ ギョーザ被害、490人超、体調不良訴え、中国当局、「天洋食品の製品回収」。
一月三十日に中毒が判明した十人と、不調を訴えた七人、三十一日午前判明分の三十一人を加えると、健康被害を訴えたのは三十八都道府県の計四百九十四人となった。
中国の食品安全問題を所管する国家品質監督検査検疫総局の王大寧・輸出入食品安全局長は同日の記者会見で、工場の生産を停止し、製品の回収を始めたことを明らかにした。
北海道旭川市では、十代の女性が二十六日夕に、「CO・OP手作り餃子」を食べ、約三時間後に激しい腹痛、吐き気、貧血の症状が出た。病院には行かず、翌日には回復したという。市保健所が残っていたギョーザを回収し中毒との関連を調べている。福島県内でも昨年十一月から今年一月にかけ、冷凍ギョーザを食べた四人が、下痢や腹痛などを訴えた。福岡市でも昨年十二月に女性が同じ生協ギョーザを食べた後、めまいを起こして病院で診察を受けた。
中国製加工食品を自主回収したり、売り場から撤去したりする動きも一段と広がっている。大手百貨店の大丸や西武百貨店とそごう、近鉄百貨店で中国の冷凍食品などの撤去を始めている。
:2008:01/31/12:10 ++ 携帯電話、PC化に拍車、ソフト・ハード両面で、通信速度向上でネット利用
「今回の提携のキーワードはネットのモバイル(携帯)化。ネットの世界とリアルな現実の世界がこれまで以上に密接につながるだろう」
二十四日、ドコモの辻村清行取締役はグーグルとの提携を発表した会見の席上でこう述べた。
ドコモは今春、携帯ネットサービス「iモード」のトップページにグーグルの検索窓を設置。公式サイトだけでなく一般サイトやパソコン向けサイトの検索もできるようにする。
ドコモが主導してきた公式サイトのビジネスモデルが崩れるとの指摘もあるが、ドコモの夏野剛執行役員は「公式サイトだけでも一万以上。グーグルとの提携で利便性が高まれば、これまで携帯でネット検索を使ったことがない人に使ってもらえる」と説明。「グーグルのサービスのうち、いいものはどんどん採り入れる」と意気込む。
ネット上の写真共有サービス「ピカサ」や動画共有サイト「ユーチューブ」などがiモードで使えるようになる見通し。ネット検索と端末側のソフトの連動も検討していくという。
例えば、携帯の全地球測位システム(GPS)とネット検索を組み合わせれば、自分が今いる場所の周辺情報や店舗の検索、目的地までの経路検索がより簡便にできるようになる。これが携帯のパソコン化によってもたらされる「ネットとリアルの融合」(辻村取締役)というわけだ。
ライバルのKDDIもドコモに先行してグーグルと提携済み。グーグルの「Gメール」の技術を活用したメールサービスも提供している。
ソフトバンクもグループのヤフーと連携を深める。今春からは携帯からパソコン向けのメールが送受信できるサービス「PCメール」も導入する。携帯とパソコンの垣根はますます低くなりつつある。
ハード面でも新たな動きが出始めた。ソフトバンクは二十八日、春商戦向け新機種の発表会で「インターネットマシン」と銘打った端末「922SH」(シャープ製)を披露した。
ソフトバンクはこれまでもキーボード付き端末を販売していた。だが、基本ソフト(OS)や操作性が携帯情報端末(PDA)に近く、携帯向けネットサービスが限定的にしか使えないほか、料金プランも通常の携帯とは異なっていた。
922SHは携帯向けネットサービスが利用可能で、料金プランも携帯と同じ。携帯からのネット利用に特化したこれまでにないスタイルの端末だ。企画段階から参加したという孫正義社長は「慣れると通常の携帯の二―三倍速く文章が打てる。携帯の利用が音声通話からネット利用に進化していることを象徴する端末だ」と胸を張る。
パソコン化が加速する背景には、通信速度をメガ(メガは百万)ビット級に高めた高速通信サービスの普及がある。市場が飽和に近づいて契約数の飛躍的な伸びが見込めない中、携帯利用者に通信料収入につながるような使い方を提案したい事情もある。
携帯はハードの性能ではパソコンにかなわないが、手軽に持ち運べたり個人認証に使えたりする点でパソコンより優れている。パソコンでできることを単に置き換えるだけでなく、携帯ならではの長所を伸ばせれば、新たな需要を創出できそうだ。(中川渉)
【図・写真】NTTドコモはグーグルと提携。握手する両幹部(24日午後)とソフトバンクモバイルが春商戦で販売する「インターネットマシン」
:2008:01/31/12:03 ++ サブプライム損失拡大、大手4行、5000億円に――今期見通し、7割膨らむ。
米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の損失が邦銀でも拡大している。大手銀行六グループのうち四行の損失は二〇〇八年三月期、合計で五千億円規模に達する見通しになった。関連の証券化商品の価格が一段と下がったためで、損失は九月中間決算を発表した昨年十一月時点の約三千億円から七割増える。(関連記事4面に)
四行はみずほフィナンシャルグループ(FG)、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、住友信託銀行。みずほ、三菱UFJは三十一日に〇七年四―十二月期業績を発表する。
邦銀は高格付けの証券化商品を中心に投資していたが、格下げなどで買い手がつかなくなり、十一月以降も価格が下落。サブプライムに直接関係のない商品にも影響が飛び火した。
邦銀の関連損失は米シティグループやメリルリンチなど二兆―三兆円規模の損失計上で資本増強を迫られた欧米金融機関に比べると影響は限られる。ただ、四行合計の損失額は今期の連結純利益(合計約一兆九千億円)の三割弱に達する計算。
三菱UFJは〇七年四―十二月期に五百億円程度のサブプライム関連損失を計上する見込み。損失は〇八年三月期で約九百億円に膨らむ可能性がある。
同社は〇七年九月中間期に四十億円の関連損失を計上。十月末時点では含み損が二百三十億円あった。その後、計八百億円を投資している運用会社の格付けが引き下げられ、新たに数百億円の損失が発生したもようだ。
みずほFGは傘下のみずほ証券で証券化商品を中心に損失が拡大。みずほコーポレート銀行も欧州のLBO(借り入れで資金量を増やした買収)向け融資などで損失が数百億円に達する見通しだ。グループ全体で千七百億円と見積もっていた損失額は通期で三千億円に迫る可能性もある。
住友信託銀は三十日、昨年十二月末までの損失が二百九十九億円と九月末の九十億円から増えたと発表。三井住友は〇七年四―十二月期に九百九十億円の損失を計上。昨年十一月時点では八百七十億円と見込んでいた。
:2008:01/31/11:57 ++ 「モバイル検索にもGoogle時代が到来」--アイレップが語るモバイルSEM市場予測
第1部では、同社取締役でサーチエンジンマーケティング総合研究所 所長の渡辺隆広氏が「モバイル検索の進化とモバイルSEO対策のポイント」と題して講演。おもに技術面に焦点を当て、モバイルSEO対策のヒントを語った。
昨今のモバイル検索の動向で見逃せないポイントとなっているのは、やはりドコモとGoogleの提携。渡辺氏は、電子通信事業者協会が発表した2007年12月時点における携帯電話シェアを引用し「ドコモが51%、auが28%。合算すると、Googleが8割を獲得することになり、モバイル検索にもGoogle時代が到来する」と述べ、モバイルSEOはGoogleの検索結果でいかに上位に表示させるかが重要になると解説した。
また、渡辺氏はGoogleが2007年5月に打ち出したユニバーサル検索構想にも注目する。ユニバーサル検索とは、1度の検索で、ウェブサイトのみならず、画像やニュース、地図、書籍といった異なる種類の情報を横断的に検索するもの。
アイレップ取締役でサーチエンジンマーケティング総合研究所 所長の渡辺隆広氏「検索結果に応じて最適な異なるコンテンツを表示するという傾向はモバイルのほうが強い。この方式だとターゲットにしているキーワードが検索結果の1位にならないということが起こりうる。これからはウェブページだけでなく、画像やその他のコンテンツもSEOの対象にしていくべき」と渡辺氏は分析した。さらに「今後のGoogleはパーソナライズド、ソーシャルグラフ、ユーザー行動に焦点を当てて進化していくだろう」と予測した。
ただし、渡辺氏によると、モバイルSEOはまだ不透明な部分も多いともいう。「米国のユーザーは7割がキャリアの検索エンジンを無視してGoogleを使っている。これはつまりモバイルユーザーは基本的には精度の高いエンジンがあれば乗り換えるということだ。結局は品質次第で他の検索サービスが中心になる可能性もなきにしもあらず」と述べ、Google以外の検索エンジンに関しても基本的な対策をしておく必要性があるとした。
モバイルSEMはSEM市場全体の20%以上にはならない
アイレップ取締役インターネットマーケティング事業部長の紺野俊介氏第2部では同社取締役でインターネットマーケティング事業部長の紺野俊介氏が登壇。「最新 成功するモバイルリスティング広告戦略」と題して、おもに広告側の視点からモバイル検索の対策手法を解説した。
紺野氏によると、2007年度のSEM市場規模は全体で約1800億円。うちモバイルSEMが占める割合は10%程度だという。Googleとドコモの提携や、優良なモバイルコンテンツの台頭、モバイルコンテンツ連動型広告の成長などから、2008年もさらなる伸びが予想されるが、モバイルSEMがSEM市場全体の20%を超えるのは難しいと予測する。紺野氏は「モバイルは検索クエリーの数がそれほどない。よほどの環境の変化がないと20%というのはあり得ない」と語った。
モバイルSEMでは、モバイル独特の検索キーワードの特性を理解することが重要だと紺野氏は言う。調査によると、モバイル検索では86.7%が1語検索。ただし、検索キーワードのバリエーションが多いというのも特徴だ。また、即時性や衝動性、時間と場所を限定している点などが特徴といい、モバイルSEM戦略はこうしたユーザーニーズを把握することが不可欠だという。
また、モバイルリスティング広告の出稿は、予算と規模に応じて管理を分けることがポイントだという。最近、日本でも導入が進んでいる、金融理論を実装したツールについて、紺野氏は「有益だが、媒体性は理解しにくい」と問題点を指摘。入札か固定単価かといった価格の設定方式や広告表示のしくみなど、媒体ごとの特性を把握し、人的に管理していくことが重要だと語った。
:2008:01/31/11:55 ++ フィルタリングで使えなくなったモバイルコンテンツの行方は?--総務省研究会から
携帯電話・PHS事業者は総務省からの要請を受け、未成年の契約者に対して原則的にフィルタリングサービスに加入するような施策を取ることを明らかにしている。ここで問題となったのは、フィルタリング対象となるような有料コンテンツを現在利用している契約者への対応だ。
18歳未満の契約者は、「フィルタリングサービスを利用しない」という意思表示をしない限り、フィルタリングサービスに自動加入する予定になっている。これにより、いままで利用できていた有料コンテンツがある日突然使えなくなるものの、課金だけは続くという事態が起こりうるのだ。
この点について、NTTドコモとソフトバンクモバイルは「解約専用ページを用意して、フィルタがかかるサイトでも解約だけはできるようにする」、KDDIは「フィルタリングがかかるとアクセスできなくなる有料コンテンツは自動的に解約される」という対応を取ると話す。
ただし、これらはいずれもキャリアの公式コンテンツに限定した話だ。キャリア非公認の一般サイトの場合は、課金もキャリアを通じず、クレジット決済や電子マネーなどで行っている場合が多い。PCサイトから解約できればまだ良いが、携帯電話のみにサービスを提供している場合は利用者の解約手段がなくなってしまう。
インターネット上でのトラブルや犯罪問題を扱う非営利団体WEB110の代表を務める吉川誠司氏は、「自動的にサービスを継続利用できなくなるのであれば、ユーザーには事前に伝えておく必要がある。また、ゲームの場合はそれまで育ててきたキャラクターが使えなくなるし、日記のデータが消えてしまうとしたら、金銭的被害ではないにしてもユーザーには損害だ」と指摘した。
また、モバイル・コンテンツ・フォーラム事務局長の岸原孝昌氏は「そういった問題を免責事項として盛り込んでいるサイト運営事業者はほとんどないが、法的責任を事業者が負うのは厳しい。損害賠償を請求された場合に、事業者が通信キャリアに請求できるのかという部分も含めて、誰の責任になるかという点は検討していただきたい」と訴えた。
この点に関して、社団法人電気通信事業者協会(TCA)専務理事の坂田紳一郎氏は「実態を調査し、利用者に被害がおきないかを調査する。対応できるものはするし、利用者に周知すれば理解してもらえるものについては、周知に努めたい」とした。
「フィルタ利用者が量産されればネットサービスは成り立たない」
検討会にはミクシィやヤフー、楽天の代表者も出席し、フィルタリングサービスの原則加入に対する懸念を述べた。
ミクシィ代表取締役社長の笠原健司氏は「利用者が18歳になってもフィルタリングは自動的に外れず、身分証を持って代理店で手続きする必要があると聞く。そうなると、年を重ねるごとにフィルタがかかったままのユーザーが増えることになる。フィルタリングを卒業するのではなく、フィルタがかかったユーザーが量産されるとしたら、Web 2.0型のサービスやサイト検索などの一般的なサービスさえ使えないモバイル環境がどんどんできてしまい、ネットサービス自体がなりたたなくなる」と指摘。一定以上の年齢を超えたら、申し出がない限り自動的にフィルタリングは外れるべきではないかと提案した。
ヤフーCOO(最高コンプライアンス責任者)兼法務部長の別所直哉氏は、自社で子ども向けに提供しているPCサービス「Yahoo!あんしんねっと」を紹介。アダルトなど子どもが見るのに適していないサイトにはアクセスできないようにフィルタをかけているほか、掲示板などのコンテンツはブロックするかどうかを保護者が決められる機能を持つ。利用料金は無料で、2008年1月時点での利用者数は約17万人だ。
ヤフーではフィルタリング機能の精度検証を4半期に1度行っているといい、有害サイトをきちんと判断しているか、また有害でないサイトを誤って有害と判断していないかといったことを数値化して他社製品と比較している。「できれば、どういった検証をしているかという方法論を含めて公開していきたい。ベンチマークを共有し、ユーザーがデータを元にどれを使うかを選べるようにすることが大事。また、これにより適切な競争が起きるのではないか」(別所氏)
現在携帯電話事業者が提供しているフィルタリングサービスについては、小学生から高校生までの人が同じ制限の下でしか利用できないのは利用実態に合っていないと分析。「フィルタリングは事業者のためのものではなく、子どものためのものでなければ意味がない。きちんと使われるサービスにする必要がある」(別所氏)
「100%安全な環境というものはなく、フィルタリングは『無菌室』を作るものではない。子どもの成長過程で必要な物を必要に応じて出していくツールとして考えていくべき」(別所氏)
楽天CEOオフィス渉外室室長の関聡司氏は、フィルタリングサービスの未成年原則加入について、「言語統制にもつながりうることをするべきではない。利用者の個別判断にゆだねるべきだ」と強く批判。特に、ドコモとKDDIが公式サイト以外の一般サイトがアクセスできない「ホワイトリスト方式」のフィルタリングサービスに原則加入させようとしていることについて、「健全なコンテンツビジネスの展開の妨げにならないように配慮すべき、という総務大臣の要請に沿っていない」と反対した。
:2008:01/29/10:26 ++ 国内IT市場、08年成長鈍化、IDCジャパン予測。
〇七年の国内IT市場規模は前年比二・四%増の十二兆二千九百二億円だった。企業でサーバーや外部記憶装置(ストレージ)、パソコンなど情報機器の投資が活発だったことが寄与した。
〇八年は成長が鈍化する見込みだが、今春の内部統制ルール開始で情報セキュリティー関連などのソフト需要は伸びるほか、中堅中小企業のIT投資が堅調だという。〇九年は前年比一・八%増程度にとどまると予測している。


:
:0
: 
