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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2009:09/08/10:32  ++  【政治部遊軍・高橋昌之のとっておき】自民党再生への提言(下)健全な保守政党に

第2に外交・安全保障政策に大きな影響を与える「歴史認識」の見直しです。たとえば先の大戦について「侵略」と断定し、「おわびの気持ち」を表明した平成7年の「村山談話」と、従軍慰安婦問題について「数多くの慰安婦が存在した」と断じた平成5年の「河野談話」の問題があります。

 私はこの2つの談話には大いに問題があると思うのですが、自民党の歴代内閣は「継承する」と表明し、政府見解となっています。これに不満を持っている保守層は多いのですが、自民党政権は見直すことはせず、今回のマニフェストでも全く言及しませんでした。

 第3に将来の日本のために重要な「教育」です。マニフェストには「道徳教育や伝統文化教育の強化」という文言がかろうじて書いてあるだけで、とても保守層が満足する内容にはなっていません。政権担当時も、日教組の影響が依然として強い教育現場や、教育界の官僚主義化などの改革に、本気で取り組んできたとはいえません。

 自民党が「保守政党」に生まれ変わるためのポイントはまだまだありますが、今回は重要だと思うこの3点にとどめておきます。私は日本国民の多くは「健全な保守層」になってきていると思っています。そうした人々が「やはり支持できるのは自民党だ」という政党になることこそ、自民党再生の道だと思うのです。

 最後に提言したいのは「候補者公募制の徹底と予備選の導入」です。自民党は候補者選定にあたって、「現職優先」の方針をとり、世襲も容認、わずかな空白区に限って候補者公募を実施してきましたが、その結果、有権者から見て「魅力ある候補者」が少なくなってしまいました。それも今回の大きな敗因だと思います。

 現職がいようと、候補者になりたいという人を広く公募し、厳格に審査して何人かに絞り、予備選を実施して最終的に候補者を決めれば、強くて魅力ある候補者が選ばれるはずです。その結果、現職が候補者になれなくてもやむをえません。そういう現職は実際の選挙でも勝てないでしょうから。

 私はこの「候補者公募制と予備選の導入」をやれた政党が今後、強くなると思います。おそらく民主党はまだこれを徹底することはできないと思うので、自民党にとってはチャンスです。総裁選に出馬する候補者は、これをぜひ掲げてほしいと思います。

 私が自民党の再生を願うのは、「政権交代可能な政治」を実現し、国会に緊張感を生むとともに、政権与党が失政を行った場合は、いつでも有権者の一票で政権を代えることができるようにするためです。

 自民党は党の再生に取り組まなければ今後、単なる「批判野党」に堕してしまう恐れがあります。健全な保守の立場からの批判ならば評価されるでしょうが、批判のための批判を繰り返していては、民主党政権に多少のダメージは与えられても、政権奪回はできないでしょう。

 時には自民党が保守の立場から法案を出し、民主党政権にのませて成立させるということも必要でしょう。民主党内にも保守系の議員が多くいますから、必要な法案なら成立するでしょう。こうした建設的な行動は自民党の再評価につながります。

 民主党は衆院で308議席を獲得、参院でも来年夏の参院選によっては単独過半数を占める可能性があります。そうなれば政権奪回は容易なことではありません。10年、20年、もっとかかるかもしれません。だからこそ、自民党は腰をすえて本質的な党再生に踏み出す必要があるのです。
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