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:2007:12/19/09:13 ++ ケータイVB最前線1億総ユーザー時代(下)主役交代めまぐるしく。
十日、携帯向け情報配信ベンチャーの間に動揺が走った。増田寛也総務相が携帯電話から有害サイトを閲覧できなくするフィルタリングサービスの利用を十八歳未満に原則適用するよう携帯各社に要請したためだ。
翌十一日、人気の携帯交流サイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)の株価はストップ安を付けた。成長を支えたのは会員八百十三万人(十一月末時点)のうち四割強を占める十代。閲覧制限の強化は収益基盤を直撃しかねない。
情報配信を手掛けるケータイベンチャーの勝ち組とされるDeNAが突き当たった試練。事業環境がめまぐるしく変わるケータイビジネスを象徴する。
業界団体モバイル・コンテンツ・フォーラム(東京・渋谷)によると、二〇〇六年の携帯電話向け情報配信市場の規模は前の年比一六%増の三千六百六十一億円だった。
二ケタ成長の陰で、主戦場はNTTドコモなどの携帯各社が料金回収を代行する「公式サイト」から、掲載した広告で稼ぐ「一般サイト」に移った。「検索機能の普及で一般サイトも簡単に閲覧できるようになった」(ナノ・メディアの藤野千明社長)ためだ。
DeNAより先に上場したケータイコンテンツベンチャーの第一世代。上場組の直近の決算では、本業のサイト事業の売上高が比較できる九社合計で前期比六%増にとどまった。着メロなど公式サイト頼みから抜け出せないでいる。
公式サイト依存への危機感は株式市場からの退場さえ決意させた。MBO(経営陣が参加する買収)を目指すサイバードホールディングスは「二割のサイトで八割の収益を稼いでおり放っておくといつかだめになる」(堀主知ロバート社長)。一般サイトとメール広告に、今後五年間で年間営業利益の五・四倍強の六十五億円を投じ、再起を期す。
ケータイ関連ビジネスは陳腐化が早く、過去の成功体験は足かせに変わる。ダイナミズムが挑戦者を次々と呼び込む。
サイト監視のイー・ガーディアン(東京・港)。地下鉄麻布十番駅前の本社ビルは二十四時間明かりが消えない。一人で四台のモニターを同時にチェック、問題のある書き込みがないか目を光らせる。売上高の八割が携帯サイト向けだ。
ゲーム開発のアンカーエンターテイメント(東京・渋谷)が四月に始めた新サービス「あと何ヤードDX」。ゴルフ場でグリーンまでの距離をGPS(全地球測位システム)対応の携帯電話で測定できる。格闘ゲームの受託開発が主力事業だが「携帯向けはまだ成長余地が大きい」と開発責任者の小野口正浩氏は話す。
危うさを抱えつつ、ベンチャーの新陳代謝を原動力に成長するケータイ関連市場。一億総ユーザー時代の攻防が激しさを増している。
翌十一日、人気の携帯交流サイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)の株価はストップ安を付けた。成長を支えたのは会員八百十三万人(十一月末時点)のうち四割強を占める十代。閲覧制限の強化は収益基盤を直撃しかねない。
情報配信を手掛けるケータイベンチャーの勝ち組とされるDeNAが突き当たった試練。事業環境がめまぐるしく変わるケータイビジネスを象徴する。
業界団体モバイル・コンテンツ・フォーラム(東京・渋谷)によると、二〇〇六年の携帯電話向け情報配信市場の規模は前の年比一六%増の三千六百六十一億円だった。
二ケタ成長の陰で、主戦場はNTTドコモなどの携帯各社が料金回収を代行する「公式サイト」から、掲載した広告で稼ぐ「一般サイト」に移った。「検索機能の普及で一般サイトも簡単に閲覧できるようになった」(ナノ・メディアの藤野千明社長)ためだ。
DeNAより先に上場したケータイコンテンツベンチャーの第一世代。上場組の直近の決算では、本業のサイト事業の売上高が比較できる九社合計で前期比六%増にとどまった。着メロなど公式サイト頼みから抜け出せないでいる。
公式サイト依存への危機感は株式市場からの退場さえ決意させた。MBO(経営陣が参加する買収)を目指すサイバードホールディングスは「二割のサイトで八割の収益を稼いでおり放っておくといつかだめになる」(堀主知ロバート社長)。一般サイトとメール広告に、今後五年間で年間営業利益の五・四倍強の六十五億円を投じ、再起を期す。
ケータイ関連ビジネスは陳腐化が早く、過去の成功体験は足かせに変わる。ダイナミズムが挑戦者を次々と呼び込む。
サイト監視のイー・ガーディアン(東京・港)。地下鉄麻布十番駅前の本社ビルは二十四時間明かりが消えない。一人で四台のモニターを同時にチェック、問題のある書き込みがないか目を光らせる。売上高の八割が携帯サイト向けだ。
ゲーム開発のアンカーエンターテイメント(東京・渋谷)が四月に始めた新サービス「あと何ヤードDX」。ゴルフ場でグリーンまでの距離をGPS(全地球測位システム)対応の携帯電話で測定できる。格闘ゲームの受託開発が主力事業だが「携帯向けはまだ成長余地が大きい」と開発責任者の小野口正浩氏は話す。
危うさを抱えつつ、ベンチャーの新陳代謝を原動力に成長するケータイ関連市場。一億総ユーザー時代の攻防が激しさを増している。
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