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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2010:10/07/09:12  ++  ノーベル賞日本人2氏、有機合成世界をリード、液晶の競争力支える。

ノーベル化学賞を受ける根岸英一・米パデュー大学特別教授や鈴木章・北海道大学名誉教授らが開発した「クロスカップリング反応」は、チッソや東ソーなど日本企業がいち早く成果を実用化に結びつけた。液晶パネルや有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)の素材、医薬品や農薬の合成など幅広い分野で日本企業の競争力を支えている。化学工業の要となる有機合成で世界をリードする原動力となった。(1面参照)
 同技術を応用した代表的製品は液晶材料。今回の成果は「くっつけたい元素同士を結合できる点に新規性がある。液晶パネルなどで人工的に作れる化合物が飛躍的に増えた」(電機メーカー)。日本が液晶テレビなどで競争力を高める原動力になった。
 チッソは1990年代半ばにクロスカップリング反応を液晶材料の合成に応用し、量産で先行した。液晶材料はテレビやパソコンのディスプレー用途で飛躍的に需要が拡大した。ディスプレイサーチによると、液晶テレビの世界出荷金額(2009年)は846億ドル(7兆218億円)と、電機産業を代表する巨大市場になった。
 次世代ディスプレーと期待される有機EL材料も同様だ。有機薄膜太陽電池の材料合成にも応用が見込まれる。
 医薬品の有効成分を化学合成する際にも使われている。反応を格段に進めやすくなり「医薬品業界にとても歓迎された」(鈴木名誉教授)。
 東ソー子会社の東ソー・ファインケム(山口県周南市)はクロスカップリング反応を使った医薬品原料などの量産で先行した。鈴木氏と親しい同社の江口久雄・事業企画室企画担当部長は「この反応がなければ現在の液晶テレビはなく、以前からノーベル賞の価値はあると思っていた」と話す。
 米メルクの高血圧症治療薬「ロサルタン」はスウェーデンで94年に発売後、世界約100カ国で販売され、売上高が3000億円を超えるヒット薬に育った。ドイツのBASFは農薬原料の合成に同反応を使う。ブラジルの専用プラントは同反応を応用した世界最大の工場といわれる。
 現在、年間売上高5000億円超と世界で最も売れている高血圧症薬であるスイス・ノバルティス製の「ディオバン」にもクロスカップリング反応が使われている。臨床試験中の候補薬では米ファイザーの関節リウマチ治療薬や米ブリストル・マイヤーズスクイブの抗ウイルス薬などが同反応を利用。応用範囲は広がり続けている。
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