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:2009:02/06/08:59 ++ 副業OK 究極の雇用策 ワークシェア 富士通の決断
≪賃金減で例外措置≫
電機大手の富士通が国内工場の正社員を対象に、就業規則で禁じているアルバイトなど「副業」を認めたことが3日わかった。同社は今年1月から国内工場でワークシェアリングを導入したが、これに伴う賃金の減少分を補填(ほてん)するため、例外措置として副業を容認した。
副業を認めたのは全額出資の半導体子会社、富士通マイクロエレクトロニクス(東京都新宿区)の国内3工場。半導体の主要工程を担当する三重工場(三重県桑名市)と会津若松工場(福島県会津若松市)、岩手工場(岩手県金ケ崎町)の正社員計5000人のうち、大半にあたる製造現場の勤務者が対象だ。
3工場ではこれまで4チーム2交代制としてきた勤務態勢を、1月から6チーム3交代制に変更。この結果、1人あたりの労働時間が3分の2に減り、受け取る賃金もそれに応じて減額している。3月末まで実施し、副業もそれに応じた期間限定となる。その後は工場の稼働状況をみて継続を判断する。
大手企業の多くは個別事情によっては副業を認めるケースがあるものの、原則認めていない。ワークシェアリングや一時休業は賃金が減るため、今後、社員の生活水準を維持する配慮から副業禁止の規則を見直す動きが相次ぐ可能性がある。
副業の容認は、IT(情報技術)不況が襲った2001~02年に富士通や日立製作所などが数カ月間実施した例がある。昨年末以降に三菱自動車の水島製作所(岡山県倉敷市)が独自の判断で副業を認めたが、三菱自動車本体は原則認めていない。
≪神鋼は一時休業≫
一方、大手メーカーが一時休業に踏み切る動きは一段と広がっている。神戸製鋼所は3日、3月にも全社員を対象に一時休業を実施すると発表した。原則として月1日休業する日を設けるが、操業が大幅に落ち込んでいる事業所では2日以上になる可能性もある。今回の景気悪化局面で一時休業を導入する鉄鋼メーカーは同社が初めて。
鉄鋼業界では、需要の3割超を占める自動車業界の深刻な不振などを受けて、経営環境の厳しさが増し、業績予想の下方修正が相次いでいる。神戸製鋼も同日、粗鋼生産の下期(08年10月~09年3月)の減産幅を上期(08年4月~9月)比で、12月末の60万トンから約100万トンに拡大すると発表した。
また、非鉄大手の古河機械金属も同日、1月から半導体材料や削岩機などの工場で従業員約1000人の一時帰休を行っていることを明らかにした。需要の急減で生産が落ち込んでいるためで、3月まで実施する。
厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、すでに実質賃金、総実労働時間の低下傾向が顕著になっている。
ワークシェアリングや一時休業が広がる中で、勤労者の生活水準が低下すると、内需への悪影響も拡大しそうだ。
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