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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2011:04/08/11:02  ++  特集――3月12日15時36分、1号機建屋が爆発、説明少なく不安を増幅。

「ドーン」。福島第1原発1号機は爆発音とともに白い煙に包まれた。
 原子炉建屋は骨組みだけを残して崩落。映像がテレビで繰り返し流れ始める。
 経産省内の一室。東電のある課長はこの日実施したベントの成功を報道陣に報告中だった。部屋の脇にあるテレビ画面がふと目に入る。さっと顔が青ざめる。「何が起きたんですか」。記者の質問に言葉が出てこない。「戻って確認します」。別の担当者がそう言うのが精いっぱいだった。
 首相官邸では震災発生後、初めての与野党党首会談が開かれていた。菅が野党党首に協力を訴えている時に、爆発は起こった。
 ある党首は語る。「首相はその朝原発を視察したことを説明し、心配ないと強調していた」
 別の証言もある。「水素爆発が起こった」とのメモが菅に手渡されたが詳細が分からず、会談では触れずにいたという。「東電も状況を把握しておらず、すぐに報告は入らなかった」と話す政府関係者もいる。
 直前まで原子炉への注水作業をしていた自衛隊は退避。任務を周辺住民の避難誘導に切り替えた。東電、官邸、保安院……。どこにも詳しい情報が伝わらないまま緊張感は高まる。
 原発には放射性物質が漏れるのを防ぐ「5重の壁」がある。分厚いコンクリートでできた原子炉建屋は、最も外側にある「第5の壁」。それが爆発した以上、内部にある鋼鉄製の格納容器(=第4の壁)や圧力容器(=第3の壁)も損傷したのか。もしそうなら、チェルノブイリ原発の事故にも匹敵する、史上最悪の原子力災害になりかねない。
 政府が第1報を発表したのは2時間後の午後5時47分。しかも「何らかの爆発的事象があった」(枝野)とだけだ。
 午後6時25分。政府は避難区域を半径10キロメートル以内から20キロメートル以内へと拡大する。十分な説明がないまま、避難対象が広がり、不安は増幅される。
 「格納容器の損傷はない」。枝野が発表したのは午後8時40分すぎ。原発周辺の放射線量は減少に転じていることが判明した。格納容器と建屋の間に漏れ出た水素が酸素と反応し、爆発が起こったと結論づけた。
 枝野が会見に臨む直前。東電は1号機原子炉への海水注入を開始した。冷却装置が止まったなかで原子炉を冷やし続けるには当面これしかない。海水を入れると原子炉の金属がさびてしまう。再び動かすことは難しい。東電には苦渋の決断だ。しかし、午後6時には政府からも海水の注入命令が出ていた。選択の余地はなかった。
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