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:2008:07/09/09:30 ++ 特集―G8首脳宣言の要旨、世界経済、インフレ圧力強い懸念。
主要国首脳会議(洞爺湖サミット)の首脳宣言の要旨は以下の通り。
(1)世界の経済成長
一、経済の長期的な強じん性、将来の世界の経済成長に引き続き肯定的。新興市場国は力強く成長しているが、世界経済は不確実性に直面しており、下方リスクは依然存在する。
一、世界のインフレ圧力を高める一次産品、特に原油及び食料の価格上昇に強い懸念を表明。世界経済の安定と成長を確保するため、個別にあるいは共同して、引き続き適切な行動をとる決意。
一、金融市場の深刻な緊張は依然存在。民間部門、国内監督機関や国際機関に対し、四月の金融安定化フォーラム(FSF)の勧告を早急にすべて実施するよう求める。
一、自国、新興市場国、産油国の健全なマクロ経済政策や構造改革を通じて、世界の不均衡の円滑な調整を促進することに引き続き関与する。多額かつ増加する経常収支黒字を有するいくつかの新興市場国の実効為替レートが、必要な調整が進むように変動することが重要。
一、グローバリゼーションは世界の経済成長の重要な推進力。すべての者にグローバリゼーションの恩恵をもたらすため様々な政治的、経済的、社会的な試練に取り組む。
一、世界銀行、国際通貨基金(IMF)、世界貿易機関(WTO)、国際労働機関(ILO)および経済協力開発機構(OECD)が協力を強化し、一貫性を高めることを呼びかける。
(2)貿易および投資
一、国際的な貿易や投資に対するあらゆる形態の保護主義的な圧力に抵抗する。包括的なWTOの多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)の成功裏の妥結は、経済成長と開発のために決定的に重要。すべてのWTO加盟国に実質的な貢献を呼びかける。二十一日から始まる閣僚会合の招集を歓迎。
一、すべての国は外国投資を歓迎し、無差別待遇を保証し、資本や投資の収益を移転する自由を保証する体制が発展する方策をとるべきだ。いかなる外国投資の規制も、国家安全保障上の懸念に焦点を当てた非常に限定されたものであるべきだ。
一、開放的で競争的な資本市場は、経済成長を促進させることができる。証券規制枠組みの相互承認に関する進行中の議論を含め、国境を越えた資本市場のサービスを促進するような様々な手法を通じた金融監督当局の行動を奨励。
一、政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド=SWF)は、世界経済の重要な参加者。いくつかのSWFによる透明性の向上に向けた最近の取り組みを歓迎。
一、すべての国の企業による国際的な文書、基準、原則の自発的な順守の奨励を含め、企業の社会的責任(CSR)を促進。
(3)エネルギー安全保障
一、世界経済にリスクをもたらしている原油価格の急激な上昇を強く懸念。供給面では、短期的には生産量および精製能力の増強、中期的には上下流にわたる投資拡大のための努力が必要。産油国は、増加する世界の需要を満たすために生産能力を増強する安定的な投資環境を保証すべきだ。需要面では、エネルギーの多様化と効率向上のためのさらなる努力が重要。
一、エネルギー生産国と消費国が共通の利益、責任を有することを再確認する中で、対話とパートナーシップをさらに強化する。先日開催されたジッダ・エネルギー会合のフォローアップとして、本年後半にロンドンで開催予定の会合に期待。国際エネルギー機関(IEA)加盟国ではない主要国が、IEAとの対話を深めることを奨励。
一、エネルギー安全保障を強化するため、エネルギー効率と新技術に焦点を当てたエネルギー・フォーラムの開催を提案。
一、原油市場の動向と見通しに関する共通分析の発展が必要。生産国と消費国の石油在庫を含む情報共有のために石油データ共同イニシアチブを引き続き強く支持。歪曲(わいきょく)されない形の価格シグナルを出し、いかなる政治的圧力も受けないエネルギー市場の重要性を強調。商品先物市場の透明性の向上へ各国当局のさらなる協力を奨励。
(4)天然資源
一、採取分野での透明性、説明責任、良い統治の向上や持続可能な経済成長を促進するため、採取産業透明性イニシアチブの完全な実施を呼びかける。新興市場国とその企業によるこのイニシアチブの支持を奨励。天然資源の豊富な国が自発的に採択するための国際的な基準や規範を発展させるための国際金融機関の努力を支持。
一、紛争や紛争後の天然資源の側面に、一層効果的に対応するための国際的な努力を支持し、OECD開発援助委員会、国連事務総長や世界銀行による追加的な分析を歓迎。
一、最も効率的な資源配分のメカニズムとしての開放的な天然資源市場の重要性を確認。貿易のパートナーに、WTOルールを厳格に順守し、この分野の措置の透明性、予見可能性の向上を呼びかける。
(5)知的財産権の保護
一、知的財産権の効果的な促進と保護は、経済の発展に極めて重要。新たな国際的な法的枠組みである模倣品・海賊版拡散防止条約を制定するための交渉の加速を奨励し、年内の交渉完了を求める。
一、効率的で良く機能する知的財産制度は、すべての発展段階にある諸国に利益をもたらす。実体特許法条約に関する議論の加速化をはじめ、世界の特許制度の調和と国際的な特許に関する協調の拡大の重要性を再確認。G8の技術協力のパイロット・プランの進展や、当該諸国での周知活動のための共同アウトリーチ計画の立ち上げを歓迎。
(6)腐敗
一、すべての国による国連腐敗防止条約の批准によって、バリ会合の強固かつ一貫したフォローアップを求める。腐敗行為の罪を犯した公務員に対し、国内法を通じて安全な逃避先を与えないための努力を増し、財産の回復に関する国際的な協力を強化する。OECD外国公務員贈賄防止条約の執行を強化し、新興国の同条約への加入を求める。
(7)金融システムの乱用
一、税に関する透明で効果的な情報交換にかかるOECD基準を完全に実施していないすべての国に、遅滞ない実施を求める。OECDに対し、租税回避に関する取り組みを強化し二〇一〇年の報告を奨励。
(8)ハイリゲンダム・プロセス
一、ハイリゲンダム・プロセスの進ちょくを歓迎。九日にブラジル、中国、インド、メキシコ及び南アフリカの指導者と、中間報告に反映された問題について議論することを期待。このプロセスに対するコミットメントを改めて表明し、〇九年のG8サミットで、本対話についての包括的な最終報告を受け取ることを期待。OECDがこの対話のために組織的で技術的な支援を提供することを評価。
(1)世界の経済成長
一、経済の長期的な強じん性、将来の世界の経済成長に引き続き肯定的。新興市場国は力強く成長しているが、世界経済は不確実性に直面しており、下方リスクは依然存在する。
一、世界のインフレ圧力を高める一次産品、特に原油及び食料の価格上昇に強い懸念を表明。世界経済の安定と成長を確保するため、個別にあるいは共同して、引き続き適切な行動をとる決意。
一、金融市場の深刻な緊張は依然存在。民間部門、国内監督機関や国際機関に対し、四月の金融安定化フォーラム(FSF)の勧告を早急にすべて実施するよう求める。
一、自国、新興市場国、産油国の健全なマクロ経済政策や構造改革を通じて、世界の不均衡の円滑な調整を促進することに引き続き関与する。多額かつ増加する経常収支黒字を有するいくつかの新興市場国の実効為替レートが、必要な調整が進むように変動することが重要。
一、グローバリゼーションは世界の経済成長の重要な推進力。すべての者にグローバリゼーションの恩恵をもたらすため様々な政治的、経済的、社会的な試練に取り組む。
一、世界銀行、国際通貨基金(IMF)、世界貿易機関(WTO)、国際労働機関(ILO)および経済協力開発機構(OECD)が協力を強化し、一貫性を高めることを呼びかける。
(2)貿易および投資
一、国際的な貿易や投資に対するあらゆる形態の保護主義的な圧力に抵抗する。包括的なWTOの多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)の成功裏の妥結は、経済成長と開発のために決定的に重要。すべてのWTO加盟国に実質的な貢献を呼びかける。二十一日から始まる閣僚会合の招集を歓迎。
一、すべての国は外国投資を歓迎し、無差別待遇を保証し、資本や投資の収益を移転する自由を保証する体制が発展する方策をとるべきだ。いかなる外国投資の規制も、国家安全保障上の懸念に焦点を当てた非常に限定されたものであるべきだ。
一、開放的で競争的な資本市場は、経済成長を促進させることができる。証券規制枠組みの相互承認に関する進行中の議論を含め、国境を越えた資本市場のサービスを促進するような様々な手法を通じた金融監督当局の行動を奨励。
一、政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド=SWF)は、世界経済の重要な参加者。いくつかのSWFによる透明性の向上に向けた最近の取り組みを歓迎。
一、すべての国の企業による国際的な文書、基準、原則の自発的な順守の奨励を含め、企業の社会的責任(CSR)を促進。
(3)エネルギー安全保障
一、世界経済にリスクをもたらしている原油価格の急激な上昇を強く懸念。供給面では、短期的には生産量および精製能力の増強、中期的には上下流にわたる投資拡大のための努力が必要。産油国は、増加する世界の需要を満たすために生産能力を増強する安定的な投資環境を保証すべきだ。需要面では、エネルギーの多様化と効率向上のためのさらなる努力が重要。
一、エネルギー生産国と消費国が共通の利益、責任を有することを再確認する中で、対話とパートナーシップをさらに強化する。先日開催されたジッダ・エネルギー会合のフォローアップとして、本年後半にロンドンで開催予定の会合に期待。国際エネルギー機関(IEA)加盟国ではない主要国が、IEAとの対話を深めることを奨励。
一、エネルギー安全保障を強化するため、エネルギー効率と新技術に焦点を当てたエネルギー・フォーラムの開催を提案。
一、原油市場の動向と見通しに関する共通分析の発展が必要。生産国と消費国の石油在庫を含む情報共有のために石油データ共同イニシアチブを引き続き強く支持。歪曲(わいきょく)されない形の価格シグナルを出し、いかなる政治的圧力も受けないエネルギー市場の重要性を強調。商品先物市場の透明性の向上へ各国当局のさらなる協力を奨励。
(4)天然資源
一、採取分野での透明性、説明責任、良い統治の向上や持続可能な経済成長を促進するため、採取産業透明性イニシアチブの完全な実施を呼びかける。新興市場国とその企業によるこのイニシアチブの支持を奨励。天然資源の豊富な国が自発的に採択するための国際的な基準や規範を発展させるための国際金融機関の努力を支持。
一、紛争や紛争後の天然資源の側面に、一層効果的に対応するための国際的な努力を支持し、OECD開発援助委員会、国連事務総長や世界銀行による追加的な分析を歓迎。
一、最も効率的な資源配分のメカニズムとしての開放的な天然資源市場の重要性を確認。貿易のパートナーに、WTOルールを厳格に順守し、この分野の措置の透明性、予見可能性の向上を呼びかける。
(5)知的財産権の保護
一、知的財産権の効果的な促進と保護は、経済の発展に極めて重要。新たな国際的な法的枠組みである模倣品・海賊版拡散防止条約を制定するための交渉の加速を奨励し、年内の交渉完了を求める。
一、効率的で良く機能する知的財産制度は、すべての発展段階にある諸国に利益をもたらす。実体特許法条約に関する議論の加速化をはじめ、世界の特許制度の調和と国際的な特許に関する協調の拡大の重要性を再確認。G8の技術協力のパイロット・プランの進展や、当該諸国での周知活動のための共同アウトリーチ計画の立ち上げを歓迎。
(6)腐敗
一、すべての国による国連腐敗防止条約の批准によって、バリ会合の強固かつ一貫したフォローアップを求める。腐敗行為の罪を犯した公務員に対し、国内法を通じて安全な逃避先を与えないための努力を増し、財産の回復に関する国際的な協力を強化する。OECD外国公務員贈賄防止条約の執行を強化し、新興国の同条約への加入を求める。
(7)金融システムの乱用
一、税に関する透明で効果的な情報交換にかかるOECD基準を完全に実施していないすべての国に、遅滞ない実施を求める。OECDに対し、租税回避に関する取り組みを強化し二〇一〇年の報告を奨励。
(8)ハイリゲンダム・プロセス
一、ハイリゲンダム・プロセスの進ちょくを歓迎。九日にブラジル、中国、インド、メキシコ及び南アフリカの指導者と、中間報告に反映された問題について議論することを期待。このプロセスに対するコミットメントを改めて表明し、〇九年のG8サミットで、本対話についての包括的な最終報告を受け取ることを期待。OECDがこの対話のために組織的で技術的な支援を提供することを評価。
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