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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2008:08/08/09:27  ++  発進次世代エコカー(4)「伏兵」出番うかがう―「空気カー」仏社59万円で

 「次は空気カー!有害ガスの排出量はゼロだが電池の搭載は必要無し」
 三月に開催された「ニューヨーク・モーターショー2008」。イベント会場でナレーターが声高らかに紹介すると、集まった観衆らは空気カーを見ようと一斉に首を伸ばした。空気カーとは圧縮空気を動力源とする独創的なエコカー。フランスのニース市に本社を置くMDI社が開発。インドのタタ自動車の協力で実用化が間近に迫る。
 主力モデル「ワンキャット」の排気量は八〇〇cc。九十立方メートルのタンクに詰め込まれた圧縮空気で四気筒エンジンのピストンを動かす。車体は小型で重さは三百二十キログラムと軽量。空気を満タンにすれば最大百キロメートルの走行が可能だ。空気充てんスタンドといったインフラはないため、企業や個人が空気圧縮設備を所有することを念頭に置く。
 MDIはF1のレースカーの設計などを手掛けていたギー・ネグルが一九九一年に設立した。ネグルは航空関連の技術者で空気カーの実用化が長年の夢だったが、資金不足などで実現は難航していた。そこに現れた救世主がタタだ。タタはインドでの販売権を獲得するとともにMDIに開発資金を提供。MDIは〇九年初めにもワンキャットの量産を始める計画。車体価格は三千五百ユーロ(約五十九万円)。
 タタも早ければ来年に空気カーをインドに投入する。超低価格車「ナノ」同様に安く、燃料代も低コストの同車は「庶民向けエコカー」として一気に新興国に普及する可能性はある。
 原油価格の高騰を受け、にわかに実現への期待が高まった技術もある。環境負荷の少ないジメチルエーテル(DME)を燃料にする車だ。
 「DMEは天然ガスや石炭、バイオマス(生物資源)など多様な資源から生産でき、次世代の燃料として期待は大きい」。DME車の開発を手掛けるいすゞ自動車上席執行役員の小田嶋勝はDMEに期待を示す。燃焼しても粒子状物質(PM)が発生せず、CO2や窒素酸化物(NOx)の発生量も少ないからだ。
 しばらく前までは「生産コストが高く、安い軽油に代替する可能性は低い」(業界関係者)と実現を疑問視する声も出ていたが、最近では安さが売り物だった軽油価格が高騰。改めてDMEへの期待が高まっており、「DME車の商品化に向けた開発を継続する」(いすゞ自動車)という。
 エタノール先進国のブラジルでも新型のエコカーが生まれようとしている。同国の自動車ベンチャー、オブヴィオ(リオデジャネイロ市)が開発した“トライブリッド(三燃料対応)車”「OBVIO!(オブヴィオ)」だ。
 同車はガソリンとエタノール、電気の三種類の燃料を使用できるスポーツカータイプの小型車。「走行距離や燃料の調達状況、価格動向によって柔軟に動力源を選べるのが特徴」と同社の最高経営責任者、リカルド・マカドは説明する。電気は家庭で充電できる。
 現在、英自動車会社、ロータスと技術提携し、具体的な商品化を進めている。「米国の大手自動車輸入会社の出資も受け、一〇年には米国で年五万台を販売する」(マカド)。現在、日本の貿易会社とも輸出契約の交渉中という。
 現行の環境車から本命の燃料電池車へ――。大半の自動車メーカーはこんなシナリオを描くが、エコカーの新技術は多彩。突然の伏兵が登場する可能性はゼロでは無い。
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