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:2011:04/25/09:13 ++ 統一地方選、民主退潮、首相求心力、一段と低下、「菅降ろし」再燃も。
2009年の政権交代後、初の統一地方選の前・後半戦と衆院愛知6区補欠選挙を通じて、民主党の不振が浮き彫りになった。菅直人首相の求心力が一段と低下するのは必至。民主党内の小沢一郎元代表に近い議員らの間では「菅降ろし」の機運が再燃しつつある。野党との協調により東日本大震災の復旧・復興を進めるという政府・与党の戦略も不透明感を増している。(1面参照)
首相は24日夜、首相公邸で民主党の岡田克也幹事長、輿石東参院議員会長らと会談した。東日本大震災の復旧費を盛り込んだ2011年度第1次補正予算案について野党側の協力を求め、5月2日までに成立させる方針を確認した。
●樽床氏、府連代表辞任の意向 民主党の石井一選挙対策委員長は24日夜、首相や岡田氏の責任論について「責任を取ることで党内が混乱する」と述べ、引責辞任を否定した。首相周辺は「国民は政局より大震災への迅速な対応を求めている」と指摘し「菅降ろし」の動きをけん制する。
ただ「菅降ろし」の動きは広がり始めている。民主党大阪府連の樽床伸二代表は25日未明、記者団に「目標にはるかに及ばなかった結果を重く受け止め、責任を取る覚悟だ」と述べた。敗北の責任を取るという名目で自ら身を引き、首相や党執行部にも自発的辞任を促す思惑がある。追随の構えを見せる議員もいる。
●小沢元代表、亀井氏と会談 小沢系議員は党両院議員総会の開催を求めて25日にも署名集めを開始する。開催には党所属国会議員の3分の1以上の署名が必要で、小沢系議員の一人は「人数確保にメドが付いている」としている。
元代表は24日夜、国民新党の亀井静香代表と都内で会談した。今後の政局を巡り意見交換したとみられる。
民主党内では「菅離れ」の雰囲気がじわりと広がりつつある。衆院補選では、民主党議員の辞任に伴う選挙であるにもかかわらず候補者を擁立できない「不戦敗」となった。
今回の統一選で民主党は当初、自民党の金城湯池である地方議会を切り崩し、支持基盤を強める作戦を描いていた。大阪府吹田市長選では民主党が推薦した現職が敗れるなど、国会議員にとって集票活動の手足となる地方議員や首長を増やせないことで、首相ら執行部への不満は少なくない。
ただ、「菅降ろし」戦略は決め手に欠く。福島第1原発の安定にはなお、6~9カ月は必要とされ、政治空白を作りにくいという事情に加え、「ポスト菅」の本命候補も不在。野党が提出する内閣不信任決議案が可決されるには、民主党から約80人が造反する必要があり、ハードルは高い。
1次補正を5月2日をメドに成立させたとしても、その後の復旧に関連した特別立法の審議や2次補正予算案の編成は先行きが見通せない。菅首相が自民党に呼び掛けた「大連立」は、自民党にとって菅首相の退陣が前提。底流に大連立構想が絡みながら、首相の進退を巡る党内抗争が激しさを増しそうだ。
首相は24日夜、首相公邸で民主党の岡田克也幹事長、輿石東参院議員会長らと会談した。東日本大震災の復旧費を盛り込んだ2011年度第1次補正予算案について野党側の協力を求め、5月2日までに成立させる方針を確認した。
●樽床氏、府連代表辞任の意向 民主党の石井一選挙対策委員長は24日夜、首相や岡田氏の責任論について「責任を取ることで党内が混乱する」と述べ、引責辞任を否定した。首相周辺は「国民は政局より大震災への迅速な対応を求めている」と指摘し「菅降ろし」の動きをけん制する。
ただ「菅降ろし」の動きは広がり始めている。民主党大阪府連の樽床伸二代表は25日未明、記者団に「目標にはるかに及ばなかった結果を重く受け止め、責任を取る覚悟だ」と述べた。敗北の責任を取るという名目で自ら身を引き、首相や党執行部にも自発的辞任を促す思惑がある。追随の構えを見せる議員もいる。
●小沢元代表、亀井氏と会談 小沢系議員は党両院議員総会の開催を求めて25日にも署名集めを開始する。開催には党所属国会議員の3分の1以上の署名が必要で、小沢系議員の一人は「人数確保にメドが付いている」としている。
元代表は24日夜、国民新党の亀井静香代表と都内で会談した。今後の政局を巡り意見交換したとみられる。
民主党内では「菅離れ」の雰囲気がじわりと広がりつつある。衆院補選では、民主党議員の辞任に伴う選挙であるにもかかわらず候補者を擁立できない「不戦敗」となった。
今回の統一選で民主党は当初、自民党の金城湯池である地方議会を切り崩し、支持基盤を強める作戦を描いていた。大阪府吹田市長選では民主党が推薦した現職が敗れるなど、国会議員にとって集票活動の手足となる地方議員や首長を増やせないことで、首相ら執行部への不満は少なくない。
ただ、「菅降ろし」戦略は決め手に欠く。福島第1原発の安定にはなお、6~9カ月は必要とされ、政治空白を作りにくいという事情に加え、「ポスト菅」の本命候補も不在。野党が提出する内閣不信任決議案が可決されるには、民主党から約80人が造反する必要があり、ハードルは高い。
1次補正を5月2日をメドに成立させたとしても、その後の復旧に関連した特別立法の審議や2次補正予算案の編成は先行きが見通せない。菅首相が自民党に呼び掛けた「大連立」は、自民党にとって菅首相の退陣が前提。底流に大連立構想が絡みながら、首相の進退を巡る党内抗争が激しさを増しそうだ。
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