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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2008:09/22/13:10  ++  金融不安はロシアを変えるか(社説)

グルジア紛争を機に米欧との対決色を鮮明にしていたロシアの強硬姿勢に変化の兆しがみえてきた。きっかけは、にわかに広がってきた国内の金融不安である。
 メドベージェフ大統領は先週開いた国内経済界代表らとの会合で、グルジアとの武力衝突後も「我々の経済政策の原則は何も変わっていない」と表明した。エネルギーなど戦略部門への外国投資を歓迎する意向を示し、ロシアの世界貿易機関(WTO)への加盟交渉も従来通り進めたいと述べたという。
 グルジア侵攻直後、ロシアは「新冷戦も恐れない」(メドベージェフ大統領)とし、北大西洋条約機構(NATO)との関係断絶やWTO加盟交渉凍結すらちらつかせていた。微妙に立場を修正しているのは、最近の経済変調と無関係ではない。
 ロシア金融市場では通貨ルーブルが下落し、株式市場でも先週は主要株式指数のRTSが終値ベースでほぼ三年ぶりの安値を付けた。今年五月の年初来高値と比べると六割近くも急落した。
 慌てた金融当局は十七日午後から一日半、証券取引所の取引を停止する異例の措置に出た。政府は公的資金を使った株式買い支えや金融機関への貸出枠拡大を柱とする緊急市場安定化策を発表した。これを受けて株式相場は週末には急反発したものの、一九九八年のロシア金融危機をほうふつさせる混乱ぶりだ。
 主因は米国発の金融危機の影響だが、他の新興市場と比べても最近の株式相場の下げはきつい。主要輸出品である原油や天然ガス市況の頭打ちに加え、グルジア紛争に伴う政治的リスクが投資家の嫌気を誘っているのは明白である。紛争後にロシアから流出した投資資金は二百億ドル前後に上るとの試算もある。
 ロシアは現在、五千億ドルを超える豊富な外貨準備高を抱える。現時点で金融危機が再燃するとの見方はほとんどないが、市場の動揺は米ソ冷戦時代と異なり、ロシアが世界経済に組み込まれている現実を浮き彫りにしたともいえる。
 金融不安を教訓に、米欧もロシアもグルジア紛争でむやみに対立をあおらず、早期収拾への協調を優先すべきではないか。
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