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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2009:11/18/11:37  ++  韓国・現代自動車がトヨタを抜く日

日本車と韓国車のどちらにするか、デービッド・ベイドニーさん(46)には簡単な選択だった。韓国・現代自動車は購入の際に現金3500ドル(約31万8000円)を還元してくれた。赤字のトヨタ自動車には、まねのできない値引きだった。

 「トヨタの販売店に立ち寄ってカムリにも乗った。でも値段は現代で買った車よりも4500ドルも高かった」。ベイドニーさんはニューヨークに住むグラフィックデザイナー。結局「一番良い条件を出してきた」現代のエラントラを購入した。

 為替相場では、円が過去2年の間に、ドルやユーロ、ウォンなど主要16通貨すべてに対し上昇。トヨタの利益は圧迫され、値下げ余地は乏しくなった。一方、ウォンはその間、ドルに対して22%下落。現代は値引き戦略が可能になり、米市場でのシェアは約2倍に膨らんだ。

 現代は、09年4~6月期(第2四半期)で8120億ウォン(約624億円)という記録的な収益を計上した。一方、同時期で778億円の損失を記録したトヨタは、2期連続での赤字となる見通し。過去2年間で急激に進んだ円高ウォン安が、両者の明暗を分けた形だ。
現代は、ウォンの対ドルレートの低さを生かし、米国市場で大幅値下げや多額の販売奨励金支給を実施。米国や日本のメーカーの購買者を取り込み、09年1~9月期にかけて、シェアを1.3%から4.4%に伸ばした。トヨタは17%のシェアを維持しているが、円が16の主要通貨のすべてに対して値上がりするなか、十分な販売促進策を打ち出せず、収益は落ち込んでいる。

 日韓輸出企業の明暗は、そのまま両国の景気回復のペースに反映されることになった。韓国の国内総生産(GDP)は、第2四半期で2.6%上昇し、03年以来最大の増加率を記録。0.6%の成長にとどまった日本経済は、戦後最悪のリセッション(景気後退)からいまだ抜け出せずにいる。韓国総合株価指数も年初来48%上昇し、東証株価指数(TOPIX)の約7倍となる上昇率を記録している。

 苦境に立つ日本の輸出企業だが、政府からの有効な支援はほとんど得られていない。他方、韓国政府は前四半期、ドルに対する値上がりを抑えるためのウォン売りを実施してウォン安の維持に努めるなど、政府当局の対応でも日韓の間で明確な違いがみられる。

好調な韓国経済を背景に、世界の投資資金が同国へ流入することで、今後はウォン高が進む可能性もある。ブルームバーグの調査対象となっている34通貨の中で、ウォンは来年最も堅調に推移すると見込まれているが、市場の予想中央値では、10年9月末までに対ドルで6%上昇する見通し。一方で円は、対ドルで7.8%、ウォンに対しては13%、それぞれ下落すると予測されている。

 米調査会社JDパワー・アンド・アソシエーツが今年行った自動車の長期耐久性調査で、現代は日産やマツダを上回る評価を得ている。日本株リサーチ会社ジャパンインベストのサンディエゴ在勤アナリスト、スティーブン・アッシャー氏は「韓国企業が国際的な競争力を身につけ、日本のメーカーを脅かす存在となるのはいつか。過去5年から10年の間、そうした疑問が常に取りざたされてきたが、とうとうそのときが訪れた」と語った。

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