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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2008:12/24/12:12  ++  この機会に新卒一括採用を見直したら(社説)

来春、大学などを卒業する学生の採用内定を取り消す企業が相次ぎ、大学三年生らにも動揺が広がっている。企業にとっても、イメージ悪化や信用失墜につながりかねない内定取り消しは苦渋の決断だろう。
 仮に今年の内定取り消しを厳しく禁じても、企業は来年以降の内定者数を減らすかもしれない。問題の根は、目先の内定取り消しではなく、新卒一括採用という雇用慣行にあるのではないか。
 厚生労働省の調べでは、大企業が新規採用した二十代前半の若者のうち、新卒者の割合はここ二十年、六割前後で高止まっている。中小企業でも一九九一年の一七%から二〇〇四年の四七%へと大幅に上昇した。
 内閣府の調査でも企業が正社員採用で増やしたいのは「新卒」が首位だ。正社員に限れば、採用者が新卒にこだわる姿勢は年々、強まっていることがわかる。
 社会に出る時期がたまたま好況か不況かで人生設計が大きくぶれるのは若者にとって納得しづらい。企業も能力や適性に優れた人材を採用し損なう可能性は高い。
 とりわけ就職氷河期と呼ばれた九〇年代に卒業した学生には、不本意な非正規雇用を続けざるを得なかった人も多く、今回の雇用減の影響を正面から受けた。
 採用活動が年々前倒しになり、四年制大学なら三年生の半ばから学生が就職活動に気を取られ、授業や研究に弊害が出ている。内々定から入社までの期間が離れたことは、今回、経済情勢の急変による内定取り消しの一因になった。
 労働政策研究・研修機構によれば英国やドイツで大学在学中に求職活動を行う人は五〇%前後。米国の学生も就職活動の時期はまちまちだ。卒業後に語学留学やボランティアなどの経験を積み、職業生活に備える人も珍しくない。採用側も「卒業後三年以内」など、柔軟な基準で若者を採る。視野が広く、創造性の高い社員の確保にもつながるという。
 新卒採用は高度成長期に年功序列や終身雇用とセットで広がった。右肩上がりの時代にはうまく機能したが、今では若者が適職に巡り合ううえでのマイナス面が目立ち始めているのではないか。
 景気回復時に企業の門戸が再び開かれると思えば、資格取得、起業、さまざまな職業経験を積むなど、過ごし方もいろいろ出てくる。自分の適性を知る機会も増え、入社後すぐ辞めることも減ろう。
 政府、企業、学校がみんなで知恵を出し合うべき時だろう。
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