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:2007:09/21/11:35 ++ シャープ、パイオニアの筆頭株主に、14%出資、デジタル家電開発、電機再編が加速
シャープとパイオニアは二十日、資本・業務提携すると発表した。シャープがパイオニアの一四%超の株式を保有する筆頭株主となり次世代DVDやカーエレクトロニクスなど幅広い分野で先端商品を共同開発する。業績の低迷が続く電機九位のパイオニアは同六位のシャープと組んで回復を目指す。成長市場のデジタル家電は世界規模で技術・価格の競争が激化し各社の開発投資も膨らんでいる。電機業界では生き残りをかけた事業買収や経営統合が始まっており、今後再編の動きが加速しそうだ。(デジタル家電は3面「きょうのことば」参照)=関連記事11、13面に
パイオニアは十二月二十日にシャープを引受先とする三千万株(四百十四億円)の第三者割当増資を実施、増資完了後にシャープが発行済み株式数の一四・二八%を保有する筆頭株主になる。一方、シャープは同月、保有する普通株式千万株(発行済み株式の〇・九%)をパイオニアに百九十七億五千万円で売却する。
両社は次世代DVDや音響、カーエレ、ディスプレーの四分野で共同開発に着手、得意技術を持ち寄って新商品を開発する。次世代ディスプレーの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)でも協力を検討。相互に部品の取引を拡大するほか、将来は提携の成果をみながら分野ごとの事業統合も模索していく。
薄型テレビ分野では、パイオニアは液晶テレビ国内首位のシャープからパネル供給を受けて42型未満の製品を発売する。パイオニアは車載機器は好調だが、国内三位のプラズマテレビで苦戦。二〇〇七年三月期の最終損失が六十七億円と三期連続の赤字に陥るなど業績が低迷している。液晶テレビ参入に加え、資本提携で得る二百十六億五千万円の資金をプラズマ事業の立て直しなどにあてる方針だ。
シャープはパイオニアの次世代DVDやカーナビゲーション、音響などの技術を活用して商品開発を進め、連結営業利益の七割程度を占める液晶関連事業に依存する体質からの脱却を目指す。
シャープの片山幹雄社長、パイオニアの須藤民彦社長は二十日都内で会見し、将来の経営統合について「考えていない」(片山社長)、「独立を保ちながら両社の企業価値向上につなげたい」(須藤社長)と語り、提携が全面的な統合に発展する可能性を否定した。
電機業界では技術革新と価格下落が急速に進むなど世界市場で競争が激化。日本はメーカー数が多く、事業構造の組み替えを迫られている。日本ビクターとケンウッドが経営統合方針を決めたほか、京セラが三洋電機の携帯電話端末事業を買収する交渉を進めている。半導体ではソニーが東芝と先端製品の製造ライン売却交渉に入るなど、再編が本格化している。
パイオニアは十二月二十日にシャープを引受先とする三千万株(四百十四億円)の第三者割当増資を実施、増資完了後にシャープが発行済み株式数の一四・二八%を保有する筆頭株主になる。一方、シャープは同月、保有する普通株式千万株(発行済み株式の〇・九%)をパイオニアに百九十七億五千万円で売却する。
両社は次世代DVDや音響、カーエレ、ディスプレーの四分野で共同開発に着手、得意技術を持ち寄って新商品を開発する。次世代ディスプレーの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)でも協力を検討。相互に部品の取引を拡大するほか、将来は提携の成果をみながら分野ごとの事業統合も模索していく。
薄型テレビ分野では、パイオニアは液晶テレビ国内首位のシャープからパネル供給を受けて42型未満の製品を発売する。パイオニアは車載機器は好調だが、国内三位のプラズマテレビで苦戦。二〇〇七年三月期の最終損失が六十七億円と三期連続の赤字に陥るなど業績が低迷している。液晶テレビ参入に加え、資本提携で得る二百十六億五千万円の資金をプラズマ事業の立て直しなどにあてる方針だ。
シャープはパイオニアの次世代DVDやカーナビゲーション、音響などの技術を活用して商品開発を進め、連結営業利益の七割程度を占める液晶関連事業に依存する体質からの脱却を目指す。
シャープの片山幹雄社長、パイオニアの須藤民彦社長は二十日都内で会見し、将来の経営統合について「考えていない」(片山社長)、「独立を保ちながら両社の企業価値向上につなげたい」(須藤社長)と語り、提携が全面的な統合に発展する可能性を否定した。
電機業界では技術革新と価格下落が急速に進むなど世界市場で競争が激化。日本はメーカー数が多く、事業構造の組み替えを迫られている。日本ビクターとケンウッドが経営統合方針を決めたほか、京セラが三洋電機の携帯電話端末事業を買収する交渉を進めている。半導体ではソニーが東芝と先端製品の製造ライン売却交渉に入るなど、再編が本格化している。
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