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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2011:02/02/09:01  ++  天然ウナギの卵発見、東大など、世界初、マリアナ沖で、完全養殖へ前進。

東京大学の塚本勝巳教授らと水産総合研究センターなどの研究チームは、天然ウナギの卵を採集することに世界で初めて成功した。太平洋のマリアナ諸島付近で産卵することは知られていたが、卵を捕まえたのは初めて。ウナギの生態解明や完全養殖の実現に道を開くと期待される。
 卵を採集したのは、日本から約2500キロ離れたミクロネシア連邦の経済水域であるマリアナ諸島の海域。2009年5月、海洋研究開発機構が所有する調査船「白鳳丸」からトロール網で海中をすくったところ、産卵から1日後のウナギの受精卵が得られた。
 卵のサイズは直径約1・6ミリメートル。全部で31個の卵があった。遺伝子を調べたところ日本列島の近海を回遊するニホンウナギと断定した。分析などに手間がかかり公表までに時間がかかった。卵は水深200メートル付近で産卵されたとみられ、10キロメートル四方の狭い海域で採れたことから、産卵場はごく限られた場所にあることも分かった。
 これまでニホンウナギは毎年5~9月にマリアナ諸島付近で産卵し、成長しながら黒潮に乗って日本近海にやってくることは知られていた。ただ、産卵からふ化まで約1日半と短いため、卵を捕まえた例はなかった。
 今回の成果は卵から成魚までを人工的に育てる「完全養殖」の実用化にも近づくと期待される。水産総合研究センターは水槽で、オスの精子とメスの卵を人工授精した受精卵から成魚を育てる完全養殖には成功している。ただ、受精卵から稚魚のシラスウナギに育てる効率が極めて悪く、かば焼きなどとして安定供給する実用化には程遠い。
 今後、卵を見つけた海域の水温や成分などを手掛かりにすれば、稚魚を育てるのに最も適したエサなどが割り出せる可能性があるという。水産総合研究センターの田中秀樹グループ長は「今後、エサを改良して効率よく育てられるようになるかもしれない」と話している。
 研究成果は2日、英オンライン科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。
ウナギの稚魚、シラスウナギは不漁となる年が増えている。主産地の南九州では、今シーズンの水揚げ量が過去5年平均の4割程度にとどまる。このため、養殖業者への出荷価格は1キロ55万円と例年の約2倍に跳ね上がった。稚魚の高騰を受けて、養殖ウナギの価格も高止まりしている。
 水産庁がまとめたシラスウナギの国内漁獲量(推定)は、1963年の232トンをピークに減っている。2010年は前年比6割減の9・2トンと集計開始以来の最低になった。
 価格も上昇。10年は一時1キロ150万円以上を付け、史上最高値を更新した。活ウナギの出荷価格は現在、1キロ2650円と昨年春に比べ2割近く高い。全国鰻蒲焼商組合連合会の湧井恭行理事長は「このままではかば焼き店の経営が成り立たなくなる」と話す。
 不漁の原因として考えられるのが気候変動の影響だ。東京大学などがマリアナ諸島の海域を調べたところ、産卵場が90年代と比べて200~300キロメートル南下していた。
 東大の木村伸吾教授は「(海水温が変化する)エルニーニョなどの影響だ」と指摘する。生まれたウナギは稚魚に育つものの、産卵場が本来の場所より南側にあるため日本へ来る海流に乗れず、南の方へ流れて死んでしまうとみられる。
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