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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2010:10/04/09:07  ++  対外純資産、新興国で急増、中国5年で5倍超、シンガポール1.8倍

新興国・地域が海外に持つ資産が急増している。対外資産から負債を引いた「対外純資産」の残高を見ると、中国は2009年に167兆円と04年の5倍以上に膨張。シンガポールや香港でも増えている。急速な経済成長を背景に個人や企業の金融資産が欧米などに向かっているほか、資源獲得のために政府が投資を膨らませているためだ。新興国が世界経済への影響力を高めつつあることを示しているといえそうだ。(対外資産残高は3面「きょうのことば」参照)
 対外純資産は政府や企業、個人の海外向け投資額(資産)から、外国からの国内向け投資額(負債)を引いたもの。純資産が大きいほど資産大国ぶりを示す。09年の日本は266兆円で、19年連続で世界で最も多い。
 対外純資産を急速に積み上げているのが高成長を続ける新興国、特に中国だ。04年に29兆円程度だった対外純資産は増加の一途をたどり、07年には100兆円を超え、それまで2位だったドイツを抜いた。09年も前年比で約30兆円も増えた。
 中国の増加ぶりを支えるのは旺盛な対外直接投資だ。中国政府はオーストラリアなどで資源権益獲得に向けた投資を拡大。中国企業による海外への投資も相次いでいる。この結果、09年の直接投資の残高は04年の約4倍に増えた。
 海外の株式や債券などへの投資残高も04年の約2倍に増加。人民元相場を実勢より低く抑えるため、中国人民銀行(中央銀行)が市場で大規模な元売り・ドル買い介入を続けたこともあり、外貨準備も3倍以上に膨らんだ。
 中国と日本の対外純資産の差は04年から09年にかけて60兆円近く縮まった。10年に入っても中国の対外資産は外貨準備などを中心に増加。日本の対外純資産も増えているが、急速に経済成長する中国が中期的に日本を超える資産大国になる可能性もある。
 そのほかの新興国・地域も対外純資産を増やしている。海外への直接投資の拡大などにより、香港の対外純資産は09年に約68兆円と04年の1・5倍に、シンガポールも約40兆円と同1・8倍に拡大した。一時は対外債務国だったロシアも08年に債権国に転じた。09年の対外純資産は10兆円を超えている。
 こうした新興国マネーの膨張がこのところ債券や商品価格を上昇させている側面もある。一方、海外から巨額の投資を受け入れる米国は対外債務国だ。
 対外純資産残高は、その国や地域のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の強さや、外国に投資している資産からの利子や配当収入が多いことを示す指標の一つでもある。新興国の対外資産の急増ぶりは、世界経済における影響力や発言力が無視できないものになりつつあることを意味する。今後も増え続ければ、人民元など自国の通貨にさらなる上昇圧力がかかる可能性もある。
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