移植サービス 5言語を変換
日立公共システムエンジニアリング(東京・江東、森内康浩社長)は六月中にメーンフレーム(大型汎用機)を中心とするホスト系のプログラムを保守が簡単なオープン系サーバー用に移植するサービスを強化する。「COBOL」と呼ぶ言語体系でしかプログラムを書き換えられなかったが、異なる五種類のホスト系言語もオープン系のCOBOLに書き換えられるようにする。二〇一一年までに三十億円の売上高を目指す。
ホスト系システムは企業が業務の変化に対応して機能を逐次追加し、全容をつかむのが困難なほど複雑な構成になっているケースが珍しくない。古いプログラム言語で書かれているため、これらの言語を使いこなす団塊世代のプログラマーが退職すると保守が困難になる問題もある。
同社は二〇〇二年からCOBOLで書かれたホスト系プログラムを、ウィンドウズ上で動作するオープン系のCOBOLで書き換える「レガシーシステム再生ソリューション」と呼ぶ移行サービスを展開してきた。このほど「NATURAL」「アセンブラ」「Q言語」「PL/I」「XRPG」の五つのホスト系言語も異種言語であるオープン系のCOBOLに移行できる体制を整えた。
顧客の企業のシステムを分析し、移行計画を策定。これまでに三十社・団体のシステムをオープン化した経験を生かして作成したプログラム言語の自動変換ツールを活用して、極力人の手を介さず書き換える。プログラムのステップ数の九六%以上はツールで自動的に変換できるという。
ホスト系からオープン系へのプログラムの移植だけでなく、ホスト系システムを維持したまま言語だけを更新する案件も請け負う。ウィンドウズのバージョンアップに対応してシステムの一部を更新するサービスも始める。
料金はシステムの規模や構成に応じ個別に見積もる。システムの移行で保守の労力が減り、現状のシステム資産を有効活用できるようになる利点を訴求する。
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:2008:06/23/10:55 ++ 日立公共、ホスト系のプログラム、保守簡単なオープン系に。
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