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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2011:04/08/10:56  ++  特集――3月11日19時3分、初の緊急事態宣言、対策本部、状況把握遅く。

菅は原子力災害対策特別措置法に基づき、法制定以来初めてとなる原子力緊急事態宣言を発令した。菅はただちに原子力災害対策本部を設置し、関係閣僚や官僚らを首相官邸に招集した。午後7時30分には防衛相の北沢俊美が自衛隊に原子力災害派遣命令を出し、原発付近に部隊を派遣。情報収集などにあたらせた。
 緊急事態宣言をしたのは、いったんは作動した福島第1原発の緊急炉心冷却装置が動かなくなったためだ。原子炉内の水が循環しなくなれば燃料棒の熱で水が蒸発し、燃料棒が水から露出すれば損傷してしまう。事態は一気に緊迫した。
 首相官邸の執務室に持ち込まれたホワイトボードには状況が次々と書き込まれていく。8席あるソファの一角に陣取った菅は、電話も使いながら指示を出し始めた。「電源車は今どこにいる?」「何台必要なんだ?」「どうやって運べばいいんだ?」
 次々と出る細かな質問に周囲は「首相が指示する事柄じゃない」と内心、感じたが、思うような回答がない現状に菅は次第に焦りとイライラを募らせた。「この後考えられるシナリオは何だ。何を用意したらいいんだ」「一体どうなっているんだ。大変なことだよ、これは」――。執務室に大声が響いた。
 この時点で菅には「電源さえ確保できれば問題は解決する」との認識が強かった。午後7時45分の記者会見で枝野は「放射能が漏れるような状況ではない。予防的措置だ」と繰り返し、住民らに「特別の行動を起こす必要はない」と呼びかけた。
 しかし、事態は悪化に向かう。午後8時半、2号機の原子炉を暫定的に冷やしていた隔離時冷却装置が作動しなくなった。新たな電源はまだ設置されていない。2号機は完全に冷却できない状態に陥った。
 午後9時23分。菅は「福島第1原発から半径3キロメートル以内の住民に避難命令、3~10キロメートルの住民に屋内退避」との指示を出した。さらに、午後9時41分には「避難する場合は10キロメートルより遠くに」との指示を追加した。枝野は午後10時、再び記者会見を開き「避難は念のための措置。環境に危険は発生していない」と強調、混乱の回避に力を入れた。
 国民に混乱しないように呼びかけた同じ時刻に、原子力安全・保安院は2号機の今後について深刻な予測結果を出していた。
22時50分炉心露出
23時50分燃料被覆管破損
24時50分燃料溶融
 報告は午後10時40分、首相官邸の危機管理センターに届いた。最悪の事態ばかりが並ぶ予測だ。
 最後に記されていたのは「格納容器のベント(弁の開放)による放射性物質の放出」――。官邸内の危機感は一気に高まった。

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