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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2011:08/22/10:20  ++  炭素繊維、世界へ「離陸」、航空、50%採用機、秋に就航――高強度で軽量強み。

日本企業が高い競争力を誇る先端素材、炭素繊維が離陸の時を迎えた。機体に本格採用した米ボーイングの航空機が秋に就航、風力発電など環境分野でも世界的に市場が立ち上がってきた。強度が高く軽量という同繊維の次のターゲットは自動車。大量に採用されれば収益への貢献も大きいとみて、東レ、帝人など各社は低コストの加工技術などの開発に挑んでいる。
 7月3日、羽田空港に初めて飛来したボーイングの新型中型旅客機「787ドリームライナー」。東レで炭素繊維事業を率いる大西盛行常務は「事業を始めて40周年の節目に『黒い飛行機』を飛ばす夢を実現できた」と感慨深げだった。
 真っ黒な糸状の炭素繊維は鉄に比べて重さが4分の1だが、強度は10倍。実は1970年代から航空機に使われているが、用途は内装材で、重量では機体全体のわずか1%。787では胴体から主翼まで50%を占める。軽量化により燃費が2割改善するため、中型機でも日本から欧州や米国本土へ直行便を飛ばせる。
 航空機だけではない。三菱レイヨンの大竹事業所(広島県大竹市)では6月下旬、年2700トンを生産できる大型の新ラインが動き始めた。「納入先はほとんどが風力発電。需要がどんどん伸びている」と炭素繊維・複合材料事業部の坂下正人担当部長は話す。
 「脱原発」にかじを切ったドイツでは、電力供給に占める風力など自然エネルギーの比率を2倍に高める法案が成立した。三菱レイヨンは8月1日に同国で開発・マーケティング拠点を開き、膨らむ需要を取り込む。
 炭素繊維の世界需要は2008年秋の金融危機で1割以上落ち込んだが、10年には持ち直し、約3万トンと15%増えた。今年以降は年率15~20%の成長が続くとの予測が多い。
 東レは6月、13年1月の稼働を目指して工場を着工した韓国で、さらに将来の増産を見据えて東京ドーム約8個分の敷地を新たに取得した。「中国など需要が旺盛なアジア市場に向けた輸出の中核拠点とする」(日覚昭広社長)。
 炭素繊維はゴルフクラブのシャフトなどスポーツ用途から立ち上がり、航空・環境分野に広がった。これまで需要は先進国が中心だったが、今後はアジアなど新興国にも広がる見通しだ。

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