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:2009:07/15/09:45 ++ 自民、進む「麻生離れ」、古賀選対委員長が辞意、中川秀氏、面前で退陣要求。
自民党では野党が提出した麻生内閣不信任決議案を造反なしで否決したのとは裏腹に、反麻生勢力だけでなく、執行部にも遠心力が働いてきた。党4役の一人である古賀誠選挙対策委員長が突然、辞意を表明。中川秀直元幹事長は首相の面前で退陣を要求した。衆院解散が秒読みに入り「麻生降ろし」は広がりを欠く一方で、「政権との距離の遠さ」をアピールするような動きが相次いだ。(1面参照)
「表紙を変えなければ選挙に勝てない」「最近の地方選惨敗の責任を感じていないのか」。14日の党総務会では、中堅・若手から首相批判が噴出。ベテランの加藤紘一元幹事長も「都議選敗退の責任は誰にあるのか」と執行部を追及した。
これを受け、司会役の笹川尭総務会長は「選挙の責任者は古賀さんだ」と発言。さらに古賀氏が主導した宮崎県の東国原英夫知事の衆院選擁立工作を批判する声があがると、古賀氏は「私は辞任する。あとは党が一致結束してやってくれ」と吐き捨てて退席した。
国政選挙直前に選対トップが辞任すれば極めて異例。古賀氏は「都議選敗退や東国原知事の擁立不調」を理由に挙げた。だが福田内閣時に自らの希望で選対委員長に就き、党4役に格上げして幹事長業務だった選挙統括を担ってきただけに、党内からは「自分の選挙のために首相と距離を置いただけだ」(幹部)との批判も出ている。東国原知事の衆院選出馬も立ち消えになる方向だ。
首相が出席した党代議士会は選挙戦への「結束」の場には程遠かった。首相は「反省しなければならない点もある。批判を謙虚に受け止め総括して対応する」と理解を求めたが、中川氏は「首相が発表した解散のあり方には大いに異論がある。人心一新が必要だ」と改めて退陣を迫った。
造反議員はゼロ
中川、加藤両氏や塩崎恭久元官房長官、川崎二郎元厚生労働相らベテラン・中堅議員8人は14日夜、都内のホテルに集まり、党の両院議員総会の週内開催を求める署名を15日中に集める方針を確認した。地方選連敗の責任を総括するのが開催目的としているが、党執行部は「反麻生陣営が総裁選前倒しを求める動議を出すなど、不測の事態もあり得る」と警戒する。
ただ反麻生勢力の首相批判は威勢がよい半面、本気で倒閣や離党まで突き進むつもりなのかいぶかる声もある。内閣不信任案の採決でも反麻生勢力で賛成票を投じたり欠席したりする議員はいなかった。中川氏らが両院議員総会の開催請求に必要な党所属国会議員の3分の1(128人)以上の署名を短期間で集められるかは不透明だ。
「みんな麻生批判で世論のポイントを稼ぐのに必死になっている。情けない限りだわね」。青木幹雄前参院議員会長は側近にこうつぶやいた。
「表紙を変えなければ選挙に勝てない」「最近の地方選惨敗の責任を感じていないのか」。14日の党総務会では、中堅・若手から首相批判が噴出。ベテランの加藤紘一元幹事長も「都議選敗退の責任は誰にあるのか」と執行部を追及した。
これを受け、司会役の笹川尭総務会長は「選挙の責任者は古賀さんだ」と発言。さらに古賀氏が主導した宮崎県の東国原英夫知事の衆院選擁立工作を批判する声があがると、古賀氏は「私は辞任する。あとは党が一致結束してやってくれ」と吐き捨てて退席した。
国政選挙直前に選対トップが辞任すれば極めて異例。古賀氏は「都議選敗退や東国原知事の擁立不調」を理由に挙げた。だが福田内閣時に自らの希望で選対委員長に就き、党4役に格上げして幹事長業務だった選挙統括を担ってきただけに、党内からは「自分の選挙のために首相と距離を置いただけだ」(幹部)との批判も出ている。東国原知事の衆院選出馬も立ち消えになる方向だ。
首相が出席した党代議士会は選挙戦への「結束」の場には程遠かった。首相は「反省しなければならない点もある。批判を謙虚に受け止め総括して対応する」と理解を求めたが、中川氏は「首相が発表した解散のあり方には大いに異論がある。人心一新が必要だ」と改めて退陣を迫った。
造反議員はゼロ
中川、加藤両氏や塩崎恭久元官房長官、川崎二郎元厚生労働相らベテラン・中堅議員8人は14日夜、都内のホテルに集まり、党の両院議員総会の週内開催を求める署名を15日中に集める方針を確認した。地方選連敗の責任を総括するのが開催目的としているが、党執行部は「反麻生陣営が総裁選前倒しを求める動議を出すなど、不測の事態もあり得る」と警戒する。
ただ反麻生勢力の首相批判は威勢がよい半面、本気で倒閣や離党まで突き進むつもりなのかいぶかる声もある。内閣不信任案の採決でも反麻生勢力で賛成票を投じたり欠席したりする議員はいなかった。中川氏らが両院議員総会の開催請求に必要な党所属国会議員の3分の1(128人)以上の署名を短期間で集められるかは不透明だ。
「みんな麻生批判で世論のポイントを稼ぐのに必死になっている。情けない限りだわね」。青木幹雄前参院議員会長は側近にこうつぶやいた。
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