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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2011:05/11/09:57  ++  変わる日常311(5)「つぶやき」がつなぐ―問題意識共有、速く深く(終)

宮城県石巻市の中心部から車で30分余り。釣石神社にある「落ちそうで落ちない石」が、ミニブログ「ツイッター」で話題になっている。
 東日本大震災で周辺の住居は多くが倒壊した。斜面に突き刺さったこの石は一見すると不安定だが、揺れに耐えて崩落を免れた。
 「受験のパワースポットとして町の復興につながるだろうから、若い人に知らせて」。この町に住むおばあちゃんが孫に頼み、ツイッターで情報を発信。全国から「落ち着いたら行きます」との返答が相次いだ。
酒蔵の訴え浸透
 震災をきっかけに、ツイッターなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の存在感が高まっている。震災当日は安否確認などでツイート(つぶやき)数が通常の1・8倍に増えた。無責任なデマが混乱を招く恐れはある。だが新たな情報インフラは地域再生の道具となり得る。
 「東北のお酒を飲んでください。それが酒蔵を救います」。岩手県二戸市の酒蔵「南部美人」は4月、ツイッターで呼びかけた。震災後は宴会などの自粛で大幅に売り上げが減った。だが呼びかけ後は「日本酒に興味が無かった人まであっという間に広がった」(久慈浩介専務)。
 情報通信政策研究所によると、SNSの市場規模は2010年度で717億円。震災を契機に市場の拡大ペースが加速するのは確実だろう。被災地の「つぶやき」が新たなビジネスを生み出すかもしれない。
個人と国を結ぶ
 税制優遇特区を早急につくったらどうか――。東京財団の佐藤孝弘さんらが立ちあげたサイト「復興のタネ」。ツイッターを介して市民から幅広いアイデアが届く。
 集めた意見は佐藤さんらが具体的な政策にまとめて政府に届ける。SNSがスピードを生かして個人と国を結ぶ。「いろいろなところに分散しているアイデアを吸い上げたい」(佐藤さん)。8月には1回目の復興ビジョンをまとめる。
 震災を機に人と人の「つながり」の大切さに思い至った人も多いだろう。ネットだけではない。昔ながらの「人付き合い」も再評価されている。
 仙台市で生命保険会社の営業職員として働く結城家壽子さん(57)。震災の翌日、顧客の男性から電話を受けた。「被災して動けない。子どもを学校に迎えに行ってくれないか」。結城さんは自宅で3日間、この男性の子ども2人を預かった。
 結城さんと男性は9年前に知り合って以来、毎月のように顔を合わせる。長く築いた信頼関係はビジネスの枠を超え、人と人の絆をさらに深める。関係が薄れつつあった地域社会が、再び共同体としてつながる。
 復興の道のりは決して平たんではない。だが3月11日を境に過去の常識を見直し、新しい日常をつくり直す動きが全国で始まっている。
(おわり)
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