:2024:11/15/02:18 ++ [PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
:2010:12/02/11:14 ++ 日産、九州を主力工場に、小型車も生産、国内100万台維持、海外製部品倍増。
円高下で競争力
日産自動車は九州工場(福岡県苅田町)を主力拠点にすることを柱とした国内生産の再編に着手する。中大型車の輸出拠点の九州で3年以内に小型車の組み立てを始め、国内生産の過半を集中。アジア製部品の調達拡大などで製造原価も3割下げ、年100万台の国内生産を維持する。ホンダも埼玉県の新工場を環境車の拠点にする方針。自動車大手は海外生産を拡大しつつ、国内の生産体制を見直して円高下でも競争力を保つ。(自動車の部品調達は3面「きょうのことば」参照)
日産の主力拠点には九州のほか追浜工場(神奈川県横須賀市)と栃木工場(栃木県上三川町)がある。九州では多目的スポーツ車(SUV)「エクストレイル」などの中大型車、追浜では小型車、栃木では高級車を中心に生産。「1ドル=80円台前半の為替水準では国内生産は立ちゆかなくなる」(志賀俊之最高執行責任者=COO)とみて、アジアからの部品輸送コストが安い九州工場の生産比率を高める。
同工場へはこのほど、主力ミニバン「セレナ」の生産を子会社の日産車体の湘南工場(神奈川県平塚市)から移管した。さらに小型車の生産を追浜工場から段階的に移す方針。小型車の輸出も視野に入れる。
九州工場では2012年度までに09年度比3割の原価低減を目指す。部品購買額は年間2500億円規模で、韓国や中国、タイなどアジア地域からの調達を増やし、海外比率を現在の2倍にあたる4割前後に高める。約3割を占める関東地域からの調達は縮小し、輸送コストを低減する。
日産の九州拠点では日産本体の工場に加え、日産車体九州(福岡県苅田町)が今年1月に同じ敷地で工場を稼働させた。本社工場の09年度生産量は追浜と並び国内生産の4割程度。12年度には九州2工場合計で5割強に増やす。本社九州工場の分社も検討している。
追浜工場は主に電気自動車、栃木は高級車拠点として残す。日産の国内生産は今年度114万台を計画。タイで主力小型車「マーチ」の生産を始めたが、生産技術の向上や雇用維持のためには「100万台規模の国内生産を死守する必要がある」(志賀COO)という。
1990年に1300万台超だった国内自動車生産はここ数年1000万台程度で推移。さらに減少が続けば、部品や素材などを含めた国内製造業の雇用吸収力は弱まる。ホンダも13年をめどに建設する埼玉県寄居町の新工場をハイブリッド車の拠点とする一方、生産車種を絞りこむなどの国内の再編を実施する。
日産自動車は九州工場(福岡県苅田町)を主力拠点にすることを柱とした国内生産の再編に着手する。中大型車の輸出拠点の九州で3年以内に小型車の組み立てを始め、国内生産の過半を集中。アジア製部品の調達拡大などで製造原価も3割下げ、年100万台の国内生産を維持する。ホンダも埼玉県の新工場を環境車の拠点にする方針。自動車大手は海外生産を拡大しつつ、国内の生産体制を見直して円高下でも競争力を保つ。(自動車の部品調達は3面「きょうのことば」参照)
日産の主力拠点には九州のほか追浜工場(神奈川県横須賀市)と栃木工場(栃木県上三川町)がある。九州では多目的スポーツ車(SUV)「エクストレイル」などの中大型車、追浜では小型車、栃木では高級車を中心に生産。「1ドル=80円台前半の為替水準では国内生産は立ちゆかなくなる」(志賀俊之最高執行責任者=COO)とみて、アジアからの部品輸送コストが安い九州工場の生産比率を高める。
同工場へはこのほど、主力ミニバン「セレナ」の生産を子会社の日産車体の湘南工場(神奈川県平塚市)から移管した。さらに小型車の生産を追浜工場から段階的に移す方針。小型車の輸出も視野に入れる。
九州工場では2012年度までに09年度比3割の原価低減を目指す。部品購買額は年間2500億円規模で、韓国や中国、タイなどアジア地域からの調達を増やし、海外比率を現在の2倍にあたる4割前後に高める。約3割を占める関東地域からの調達は縮小し、輸送コストを低減する。
日産の九州拠点では日産本体の工場に加え、日産車体九州(福岡県苅田町)が今年1月に同じ敷地で工場を稼働させた。本社工場の09年度生産量は追浜と並び国内生産の4割程度。12年度には九州2工場合計で5割強に増やす。本社九州工場の分社も検討している。
追浜工場は主に電気自動車、栃木は高級車拠点として残す。日産の国内生産は今年度114万台を計画。タイで主力小型車「マーチ」の生産を始めたが、生産技術の向上や雇用維持のためには「100万台規模の国内生産を死守する必要がある」(志賀COO)という。
1990年に1300万台超だった国内自動車生産はここ数年1000万台程度で推移。さらに減少が続けば、部品や素材などを含めた国内製造業の雇用吸収力は弱まる。ホンダも13年をめどに建設する埼玉県寄居町の新工場をハイブリッド車の拠点とする一方、生産車種を絞りこむなどの国内の再編を実施する。
PR
- +TRACKBACK URL+