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:2010:11/22/09:29 ++ 日立ハイテクなど、イトカワ微粒子の解析本格化、日本企業の技術活躍。
探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子の解析が本格化する。これまで粒子の正体を明らかにしたのが、日立ハイテクノロジーズなど日本企業の分析技術。年明けからは、理化学研究所の大型放射光施設「SPring―8」でも調べる。微粒子は地球を含む太陽系誕生の手掛かりを秘める。人類が夢見た壮大な謎解きが日本主導で始まる。
「SPring―8」では、微粒子に強烈なエックス線をぶつける。元素の種類ごとに、波長の違う蛍光エックス線が出る。元素の割合からは、イトカワの成り立ちが分かる。微粒子を薄く切断する分析も計画。含有鉱物の形は、いつどのように固まったのかを物語る。太陽系誕生の46億年の歴史をさかのぼれる。
微粒子を回収した宇宙航空研究開発機構(JAXA)を特別な設備で支えたのが、日立ハイテクノロジーズ。
不純物を監視する装置など「決して地球上の物質が混ざらないよう、細心の注意を払った」(大木博・コーポレート技師長)。
物質を特定したのも同社の電子顕微鏡。世界最高水準の細かさで分析。鉄などから、地球外物質と断定した。
微粒子を集めたヘラは日立製作所中央研究所が開発した。
はやぶさの観測データも決め手になった。明星電気の「エックス線分光装置」は、イトカワに当たって反射したエックス線を観測。
田口孝治・品質保証本部長は「イトカワ表面の微妙な元素の違いを識別できた」と語る。日本の分析技術が世界初の成果を後押しする。
「SPring―8」では、微粒子に強烈なエックス線をぶつける。元素の種類ごとに、波長の違う蛍光エックス線が出る。元素の割合からは、イトカワの成り立ちが分かる。微粒子を薄く切断する分析も計画。含有鉱物の形は、いつどのように固まったのかを物語る。太陽系誕生の46億年の歴史をさかのぼれる。
微粒子を回収した宇宙航空研究開発機構(JAXA)を特別な設備で支えたのが、日立ハイテクノロジーズ。
不純物を監視する装置など「決して地球上の物質が混ざらないよう、細心の注意を払った」(大木博・コーポレート技師長)。
物質を特定したのも同社の電子顕微鏡。世界最高水準の細かさで分析。鉄などから、地球外物質と断定した。
微粒子を集めたヘラは日立製作所中央研究所が開発した。
はやぶさの観測データも決め手になった。明星電気の「エックス線分光装置」は、イトカワに当たって反射したエックス線を観測。
田口孝治・品質保証本部長は「イトカワ表面の微妙な元素の違いを識別できた」と語る。日本の分析技術が世界初の成果を後押しする。
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