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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2010:11/04/09:46  ++  いまTPPに参加すべきか――賛成、経済界、桜井正光氏、アジア市場で巻き返し

――なぜTPPに参加すべきなのでしょうか。
 「国を開き、アジアをはじめ世界の成長市場を取り込むのが日本の成長戦略だ。TPPは今後のヒト・モノ・カネの移動を巡る世界的なルールになる。ルール作りに参画できる今を逃してはいけない。米国と協力してアジアを健全な自由経済圏に育て、そのメリットを享受していくべきだ」
 ――日本の産業界にとってのメリットは。
 「すでに自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)の取り組みの遅れによる関税の差が、韓国企業などとの国際競争で円高と同じくらい不利に働いている。TPPなどでこの差を埋めることができれば販売を伸ばせる。日本から輸出しやすい環境が整うと、国内工場の海外移転が減る可能性もある」
 ――農業への影響はどう考えますか。
 「相当な痛手を被るだろうが、農業の競争力がないのは以前からの問題だ。政府による農家への補償の原資は国民の税金。高いお金で輸入農産物を買っているのも国民だ。こうした国民負担をいつまでも続けるわけにはいかない」
 「TPP参加を建設的にとらえ、国際競争力のない産業を守ってきた構図を変えていかないと。日本の農業の強化には数十兆円かかるとの試算もあるが、ここは思い切ってお金を使い、農業を産業化する必要がある」
 ――具体的にはどんな方策が考えられますか。
 「農地の売買や貸借をもっと簡単にできるようにして、農地を大規模化していく必要がある。農業生産法人のあり方も見直し、企業の参加も大いに求めるべきだ。若い担い手の育成も重要だ」
 ――それで日本の農業に競争力はつきますか。
 「すべてを生き返らせるのは難しい。政府は自立できそうな分野と補助金をつけて残す分野、やめるべき分野を選別して戦略を立てるべきだ」
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