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ひで坊な日々

主に私の仕事と信条に関わるメディアからの備忘録と私の日常生活から少し・・・                             
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:2011:06/01/11:02  ++  第3部世界が見つめる(2)「トモダチ作戦」日米に絆(新しい日本へ)

「内向き」の誘惑を断て
 「日本の未来」。5月24日、政治家らが集まり、こう題した公聴会を開いた。東日本大震災後の日本の針路を議論するためだ。主催したのは米国の下院議員。場所も東京ではなくワシントンだ。
 そこで聞かれたのは、日本が内向きにならないか、心配する声だった。「日本が世界で指導力を発揮することが、米国の利益になる」。元国務副次官補ランディー・シュライバー(44)はこう発言。元ホワイトハウス高官のマイケル・グリーン(49)も「太平洋地域で何かしようとすれば、同盟国の日本抜きに何も進められない」と訴えた。
 日本では復興の道筋すら定まらないのに、米国が「日本の未来」を熱心に研究するのには理由がある。中国の影響力が強まるなか、日本が引きこもったら、アジアのパワーバランスが揺らぐからだ。震災直後は遠慮もあったが、最近はそうした懸念を日本に直言するようになった。
対中戦略に役割
 「日本は復興に集中し、内向きになっているのではないかと見られている。そんな誤った印象をぬぐい去ることが大切だ」。国務副次官補のジョセフ・ドノバンは5月20日、訪米した前外相の前原誠司(49)にこう語った。
 さらに念押ししたのが、大統領のバラク・オバマ(49)だった。「強い日本であることが重要だ」。26日に仏ドービルで開いた日米首脳会談で首相の菅直人(64)に覚悟を迫った。
 中国の急速な軍拡には、他のアジア諸国も懸念を深めている。朝鮮半島の行方は不透明なままだ。これらに対処できるのは日本との同盟強化しかない――。米国の戦略は明解だ。
 こうした問題意識を抱いているのは米国だけではない。オーストラリアは震災直後、保有する4機のうち3機の大型輸送機C17を日本に派遣。4月には首相のジュリア・ギラード(49)が他の首脳に先がけ、被災地入りした。中国をにらみ、日米同盟と連携を強めたいという明確なメッセージを日本に送った。
 こうした動きをにらみ、中国首脳は対日改善の歯車を回す。
アジア安定左右
 「私がお見舞いに来たのは、中国人民の思い、支持を十分に伝えたかったからです」。中国首相の温家宝(68)は5月21日、原発事故に見舞われた福島県でこう語った。
 日本が福島訪問を打診した当初は、安全面などから中国の事務方に慎重論が強く、色よい反応は返ってこなかった。だが、この話を聞いた温が押し切り、日中韓首脳の福島入りが実現した。
 背景には、国内安定のため、反日感情を鎮めたい思惑もある。だが、視線の先にあるのは、震災で求心力を取り戻している日米同盟の姿だ。日本との対立を和らげなければ、同盟の矛先は中国に向かう。日中外交筋は「中国首脳にはこんな心理が働いている」とみる。
 とはいえ、国益が激しくぶつかる外交の現実が簡単に変わるわけではない。先月22日の日中外相会談では、尖閣諸島をめぐる中国側の姿勢に変化はなかった。
 ロシアも副首相のセルゲイ・イワノフ(58)が北方領土を訪れた。日本からの反対には「3、4度来ているが、文句を言われたのは初めてだ」などと気にとめない。「震災への同情と領土問題は別。そんな立場を日本に知らせる狙いだ」。日ロ関係筋はこう解説する。
 米軍は自衛隊との被災地支援をトモダチ作戦と名づけた。震災下で芽生えた「友情」を育て、同盟の立て直しにつなげられるか。その成否は日本の対中、対ロ外交の行方だけでなく、アジアの安定も左右する。
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